<前回の続き>
英単語を覚える方法として、「1. 単語レベルで覚える」のではなく、「2. 文レベルで覚える」というのが有効だ、という話を前回しました。
「文レベル」で英文を暗記する方法については、既に過去のブログ記事で何度もご紹介してきました。
例えば、「英語は絶対暗唱だ!(16)」に詳しく書いてありますので、興味があれば読んでみてください。(全体の目次はこちら。)
英文を暗記するには、「口」を使って何度も繰り返し発音し、そのうち「口」が音を覚えるまで「待つ」、という地道な方法がもっとも効果的です。
決して、「頭」で無理矢理、ガチガチに覚えてはいけません。
あくまでも「口の軽さ」を味方につけて暗記していくのです。
このやり方で覚えた英文は、前々回までにご紹介した「1」のやり方よりも、深く、深く、自分の中に残ります。
しかし、その反面、このやり方では「たくさんの単語を短期間で覚える」ということができません。
1つの英文を何度も繰り返し音読するのは、かなりの時間がかかります。
そこで、この「2. 文レベルで覚える」というやり方は、「1. 単語レベルで覚える」というやり方と同時進行でやると良いでしょう。
「1」の方で「量」をこなしつつ、「2」の方で「深さ」を獲得していくのです。
「1」のやり方は「英語→日本語の意味」というインプット系の学習ですが、「2」のやり方は「自分の頭の中のイメージ→英語の音」というアウトプット系の学習となります。
「1」だけでは、実際に「自分がその単語を使う」というレベルにはなかなか到達しません。
しかし「2」であれば、「自分がその単語を使う」というネイティブの感覚を疑似体験できます。
その一方で、「1」のやり方をやることによって、「短期間に大量の単語」に触れていくことが可能となるのです。
この両方をうまく組み合わせて、是非語彙の知識を増やして頂ければと思います。
さて、次回は英単語を覚えるための「3つ目」の方法についてご紹介します。
どうぞお楽しみに!
<続く>
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