日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズの「051」番です。
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051:「タオル」
「タオル」というのは日常生活ではたいて誰もが毎日使うものです。
私(久末)がアメリカで生活していた時にも頻繁に使った言葉でした。
この単語、日本語風に「タオル」と言って通じるかと言えば、う~ん、まあ、ギリギリ通じるか通じないかといったところでしょう。
それよりも問題なのは、相手が発音した音が、まるで「タオル」のようには聞こえないということです。
「タオル」は英語では「towel」と書かれます。
発音記号では[táuəl]となります。(途中の「[ə]はほとんど発音されないことが多いです。)
カタカナで書くなら、まず最初は「タウ」です。
ところが、この「タ」は、ややつぶれた感じの「タ」となります。少し「テ」のようにも聞こえるけれど、でもやっぱり「タ」という具合の調整が必要です。
で、途中の[ə]は無視して良いですが、最後は「L」の音です。
単語の最後に「L」の音が来るのは、日本人にはとてもやっかいです。
これについては、以前同じシリーズの「モバイル」というところでもご紹介しましたので、そちらをご覧ください。(過去記事はこちら)
これらを総合すると、最後は「ル」と聞こえるというよりも、日本人にはほとんど「ウ」に聞こえるのです。
そうすると「タウゥ」という感じになるのですが、たぶん、日本人の多くがすぐには「タオルのことだ」とは分からないことでしょう。
発音というものは、自分が同じように発することができれば、相手がその音を発した時にすぐに聞こえるようになるものです。
「タウゥ」と言われてすぐに「タオル」と分かるためには、やっぱり自分がその発音ができるように練習しなくてはならないのですね。
是非、がんばってみてください!
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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