<前回の続き>

(『誰でも「できる人」になれる!』シリーズの記事一覧はこちら。)

 

世の中には「できる人」がいます。

何かを身につけていくのが人より早く、実際に成果を残すのも人より早い人。

人と同じくらいの時間しかかけていないのに、それでも人よりも何倍もできる人。

私たちの多くは、そういう人に憧れ、そういう人になりたいと願っています。

ですが、願うだけでなく、実際に「自分がそういう人になる」ということは、たいてい誰にでも可能なことだと私は強く信じています。

なぜなら、「できる人」になるには、それなりの「ノウハウ」があるからです。

決して、先天的な要因(遺伝など)に限定されるわけではありません。

 

<アメブロの続きはここから>

 

「できる人」は「考える」ということが上手な人です。

何かに取り組む際、そのことについて、様々な観点で深く考える。

考えながら取り組む人は、上達するのも早いものです。

しかし、「考える」だけではダメですね。

実際に「実行に移す」ということができなければ、いつまでもできるようにはなりません。

「実行に移す」ということがなかなかできなくて、結局「成果」が出ない、という人はたくさんいます。

かくいう私もそういうところがあるので、「実行に移せない」という気持ちはよく分かります。

では、「実行に移す」ということをやるためには、どうしたら良いでしょうか?

「努力と根性」というものを奮い立たせる、などという精神論で攻めても良いのですが、私は個人的にはそういう攻め方はあまり好きではありません(笑)

なぜなら、「実行に移す」ということができない人(私もそうですが)は、そもそも「努力」とか「根性」というものが少々欠落していると思われるからです。

そういう人に「努力」と「根性」などという不安定なものを要求しても、きっといつまでも「実行に移す」はできません。

だからまずは、「自分は努力も根性も欠落している」ということを受け止めた上で、何ができるかを考えるべきです。

例えば、次のようなことを考えてみるのはいかがでしょうか。

 

1. 自分が実行に移すということを、他の人に宣言する。
→友達、家族、会社の仲間などに、「俺は〜するぞ!」と言いふらす。

2. 実行に移す際、やろうとすることの「分量」を少なくする。(ただし、「毎日やる」のような目標を立てる。)
→「健康のために走ろう」と思うならば、「毎日、5分だけ走ろう」というように、1回あたりの時間を短くしてみる。

3. 実行に移そうとする時間帯を、「夜」ではなく「朝」や「午前中」にしてみる。
→ 「英語を音読しよう」とするならば、夜ではなく、朝起きてすぐにやってみる。

4. 実行に移すために必要なアイテムや道具を、たくさん用意しておく。
→ 「英単語を覚えよう」とするならば、辞書や単語帳を「自分の部屋」だけでなく、「リビング」や「キッチン」などにも置いておく。職場や車の中などにも置いておく。カバンの中にも入れておく。

5. やろうとする「時間」と「場所」を予め決めておく。
→ 「ストレッチは風呂上がりに、リビングでやる」のように決めておく。

6. 「何かのついで」にやれるかどうか考えてみる。
→ 「足腰を強くしよう」と思うなら、電車に乗っている時につり革につかまらずに1駅頑張るとか、つま先で歩いてみるとか、通勤時に階段を使うようにするとか、何かのついでにやるようにする。

 

他にもあるかもしれませんが、「実行に移すということは難しいことだ」と認めた上で、「怠惰な自分でもやれる」ようなお膳立てをしておくということです。

つまり、「どうすれば実行に移しやすくなるのか?」ということを「考える」ということが大切ということですね。

あらら、結局は「考える」ということがここでも必要になってくるということです。

「努力と根性」ではなく、「実行に移しやすい環境を作っておく」ということができれば、精神論ではなく、実行に移す確率が高まりそうです。

私も、「部屋をきれいにしておく」ということがどうも苦手なので、「掃除をする」ということを実行するために、何をどうすれば良いか、考えてみようと思います(笑)

 

<続く>