<前回の続き>

(『誰でも「できる人」になれる!』シリーズの記事一覧はこちら。)

 

世の中には「どんどんできるようになっていく人」と「なかなかできるようにならない人」がいます。

多くの人が、前者のようになりたいと願うことでしょう。

逆に、多くの人が、後者のようにはなりたくないと願います。

ところが、そういう願いもむなしく、「なかなかできるようにならない人」になってしまっている人もたくさんいます。

「どんどんできるようになっていく人」と「なかなかできるようにならない人」。

この両者の違いは何でしょうか?

これまでは、「客観性」や「考える力」、あるいは「実行に移す力」や「予測・推測する力」を挙げてきました。

今日は、また別の観点として、「インプット」と「アウトプット」について考えてみたいと思います。

 

<アメブロからの続きはここから>

 

「インプット」と「アウトプット」の話は、以前、別のブログ記事でも書きました。

どのようなことであっても、「インプットができるようになる」のと「アウトプットができるようになる」のとでは、後者の方が難しいと言えるでしょう。

「インプット」ができることであっても、「アウトプット」ができない、ということはたくさんあります。

しかし、「アウトプットができる」ということであれば、「必ずインプットできる」はずです。

例えば、漢字。

「読める漢字」であっても、必ずしも「書ける」とは限りません。

しかし、「書ける漢字」であるならば、「必ず読める」はずです。

「薔薇(ばら)」という漢字が読めるからと言って、書けるとは限りませんが、「薔薇」という漢字が書けるならば、必ず読めるはずです。

さらに言えば、もしも「薔薇」という字を誰かが書いたとして、仮に1画間違えていたとした場合、「書ける人」ならば、「どこが間違っている」ということを指摘することができるでしょう。

ところが、「読める」というだけでは、どこが間違っているかを指摘することができないかもしれません。

それどころか、「どこかが間違っている」ということにすら気づかない可能性もあります。

間違って書かれた「薔薇」という字を、その人は疑うことなく「ばら」と読んでしまうかもしれないのです。

その場合、間違いに気づかなかったのだとしたならば、その人は、「薔薇」ではない別の字を「ばら」と読んでしまったということになります。

 

何かを身につけるということは、「インプット」で終わるということではなく、「アウトプットまでできるようになる」ということです。

だから、「できるようになる」ためには、最初から「インプット」を目標にしていてはいけません。

必ず、「アウトプット」を最終目標にすべきです。

次回、具体的に「アウトプット」を使った練習法・学習法のやり方についてご紹介します。

どうぞお楽しみに!

 

<続く>