<前回の続き>
(『誰でも「できる人」になれる!』シリーズの記事一覧はこちら。)
私(久末)は、これまで数多くの生徒たちを指導してきました。
その中で、「どんどんできるようになっていく人」と「なかなかできるようになっていかない人」の両方のタイプを観察してきました。
その結果、「どんどんできるようになっていく人」にはそれなりの共通点があることに気づきました。
同時に、「なかなかできるようになっていかない人」に共通する部分があることも発見しました。
「できる人になる」かどうかは、生まれ持った能力だけに左右されるわけではありません。
「できる人」は、たいてい、共通した「ノウハウ」を持っているのです。
「誰でもできる人になれる」というテーマで書き始めた記事ですが、そろそろまとめに入ろうと思います。
<アメブロからの続きはここから>
仕事でも勉強でもスポーツでも芸術的創作活動でも、どのようなことでも「できる人」には共通点があります。
それは、以下の2つです。
1. そのことを何度も繰り返し実践し、アウトプットしている。また、それにかけてきた時間や量がとても多い。
2. そのことを実践している時に、「客観的」に自分のアウトプットしたもの(あるいは自分の姿)を観察している。
これを読むと、「なんだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、「どんどんできるようになっていく人」はこの2つをきっちり押さえています。
逆に言えば、この2つのどちらか、あるいは両方が欠けてしまうと、「できる人」にはなかなかなりません。
特に多いのが、「2」ができていないケースです。
「1」については、いわゆる「努力」というものであって、それにかけている「時間」や「量」を見れば、本人にも他人にも、どれだけやったか(やっているか)がすぐにわかります。
ところが、「2」については、簡単には人の目には見えるものではありませんし、数値化できるようなものでもありませんので、「それができているか」を確認するのは容易ではありません。
しかし、見る人が見れば、「この人は今、客観的に自分を観察しながら取り組んでいるだろうか?」ということが分かります。
大事なことは、それに取り組んでいる本人が、「自分はまだまだ客観的になれていない」というように、自分自身のモノの見方を「疑う」ということです。
「自分を疑う」ということをやり続けている人は、それをやらない人に比べ、遥かに「客観的」になることができます。
逆に言えば、「自分をすぐに信じてしまう人」や「自分を簡単に肯定してしまう人」は、なかなか客観的にはなれません。
「自分を疑う」ということは、「自分に疑問を投げかける」ということ。
「自分に疑問を投げかける」ということは、「考えるためのきっかけを生み出す」ということ。
そして、「考える」ということをやり続けていくことこそが、「客観的になる」ためには必要なことなのです。
「客観的に自分を観察しながら、たくさんの量をこなしていく。」
このようなことができたとしたならば、きっと、「誰でもできる人」になれるはずです。
これを読んでいるあなたも同じ。
きっと自分もできるようになると信じ、諦めずに続けてみましょう。
<おしまい>