(「残念な英語学習法」シリーズ過去記事はこちら)
前回、英語を効率的に学んでいくには、「文字」と「音」を融合させることが重要だと書きました。
今回は、これにもう1つの観点を加えて考えてみたいと思います。
<アメブロからの続きはここから>
前回も書きましたが、「英語ができる」というのは、つぎのようなことができるということです。
1. 「英語」で、「文を作る」ことができる。
2. 「英語」で、文を「発音する」ことができる。
この2つは、どちらも「アウトプットの行為」と言えます。
アウトプットの反対の「インプットの行為」と言えば、英語においては次のようになります。
3. 「英語」で書かれた「文を理解する」ことができる。(=読解力)
4. 「英語」で発音された「音を聞き取って認識する」ことができる。(=リスニング能力)
以前もどこかで書きましたが、「インプットができる」というだけでは、「アウトプットができる」と証明することができません。
しかし、その反対に「アウトプットができる」ことであれば、必ず「インプットすることができる」と言えます。
もちろん、アウトプットができるようになる前には、インプットもできるようになっていなくてはなりません。
しかし、インプットができた、という段階で学習するのを終えてしまうと、いつまでも「アウトプットができる」というレベルには到達しません。
上の「3」と「4」はインプットの学習と言えますが、これを目標にしているうちは、いつまでも「1」と「2」ができるようにはならないのです。
残念な学習方法としてよく見かけるのが、「読解力」と「リスニング力」を鍛えようとして、文字通り「読解の練習」と「リスニングの練習」しかしていないケースです。
「読解力」を高めるためには、もちろん「読解の練習」も必要ですが、それに加えて「英文を作る練習」がとても効果的です。
同様に、「リスニング力」を高めるためには、当然「聞く練習」が必要になるわけですが、それだけでなく、「自分の発音をキレイにする練習」をすることがリスニング力アップには有効なのです。
つまり、「3」と「4」を高めるためには、「1」と「2」を目標とした「アウトプットの学習」が大切だということです。
「3」や「4」などのインプットの学習に偏ってしまっている人は、一度、ご自身の学習法を見直してみると良いと思います。
<続く>
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