人は、たいてい誰もが「自分の成長」を求めるものです。
仕事、勉強、スポーツ、武術、楽器演奏、芸術的な創作など。
どのようなことであっても、「今よりも上手になりたい」とか「今よりもできるようになりたい」と願うのは、人間ならば当たり前です。
しかし、人は同時に「感情」を持つ生き物ですから、思うように自分の感情をコントロールすることができず、その結果、思うように努力の成果が見られないこともあります。
人が何かを身につけ、できるようになっていくためには、あることを実践しなくてはなりません。
私(久末)が長年、英語を指導してきた中で感じるところを今日はご紹介いたします。
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何かを身につけたり、何かができるようになるためには、様々なことを実践していかなくてはなりません。
その中でも、特に重要なことの1つに、「面倒くさいことを繰り返す」ということが挙げられます。
「面倒くさいこと」というのは、たいてい誰もが嫌がることです。
もちろん、人が面倒くさいと思うことであっても、初めから「面倒くさい」と思わずに取り組むことができる人もいます。
しかし、「面倒くさい」と一般に思われるようなことを繰り返さないうちは、「できる人」には近づいていきません。
例えば、中学校に入って、「テニス部」に入ったとします。
それまでに未経験だった人が、それなりにテニスができるようになるためには、当たり前ですが、「面倒くさいこと」を繰り返さなくてはなりません。
学校の校庭を何回もダッシュしたり。
腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットなどの筋トレをしたり。
テニスラケットを持って、何十回、何百回、何千回、何万回と素振りをしたり。
テニスのルールや用語を最初から1つ1つ覚えていったり。
このようなことを「面倒くさい」と思わずにやれたとしたならば、その人はテニスに向いていると言えるのかもしれません。
けれどそのような人は多くはないでしょう。
たいていの人は「面倒くさい」と感じながらも、それを繰り返すのです。
しかし、そういった「面倒くさい」ということを繰り返した人だけは、きちんとそのことができるようになるはずです。
英語などの語学学習も同じです。
辞書を引いたり。
同じ単語を何度も書いたり。
同じ文を何度も繰り返し音読したり。
文法書の同じページを何度も繰り返し読んだり。
他にもたくさんあります。
できるようになった人は、口を揃えて「そういう面倒くさいことをやらなくてはダメだよ」と言うことでしょう。
もしも、「面倒くさいことはやらないでいいよ」と言ってくる人がいたとしたら、その人は、本当にこちらの成長を願っている人ではありません。
逆に、「面倒くさいことをやりなさい」と口うるさく言ってくる人は、きっと、本当にこちらの成長を願っている人なのでしょう。
「面倒くさいこと」を何度も繰り返す。
できる人になりたければ、是非、積極的に取り組んでみましょう。
本校では、「面倒くさい」と思われるようなことを1つ1つこなしていけるよう、丁寧に指導しています。
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