日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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153:「ステンドグラス」

 

教会などでよく見られる「ステンドグラス」。

色のついたガラスがいくつも組み合わさって様々な模様として出来上がったものですね。

これの英語の発音は、日本語の発音とは少し異なります。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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「ステンドグラス」というのは、英語では「stained glass」と書かれます。

「stained」というのは、動詞「stain」の過去分詞です。

「stain」には「色をつける」という意味がありますので、これが過去分詞となった「stained」は「色をつけられた/色のついた」という形容詞の働きとなります。

つまりまとめると、「stained glass」というのは「色のついたガラス」ということになります。

私たちが教会などで見かける「ステンドグラス」というのは、つまり「stained glass window」というように「window」をつけて表現した方が適切かもしれません。

「stained glass」は、「色のついたガラス」だけを指しますので、それによって完成した窓全体を指すわけではありません。

さて、「stained glass」は発音記号では[stéind glǽs]となります。

カタカナで書くとしたならば「sテインdグラァs」という感じです。(最初と最後の「s」、および「d」は無声音で発音しましょう。)

日本語の発音と大きく異なるのは「stained」の「ai」の部分です。「テ」とせず、「テイ」というように、きちんと二重母音で発音するようにしましょう。

次に「glass」の部分。

これは、日本語では「グラス」と発音され、音程としては「グ」が高く発音されます。

しかし、英語では「g」の後ろには母音のスペルがついていませんから、「g」は無声音に近いような感じで「グ」と弱く発音します。

そして、「la」のスペルの「a」の部分にアクセントが置かれていますから、ここを高く、強く発音するようにします。

しかも「a」のスペルは[ǽ]という記号ですので、少し「エ」が混ざったような音にしつつ、少し「長め」に発音すると良いでしょう。

「stained glass」は2つの単語でできていますが、アクセントとしては、どちらも同じくらいの強さで発音しましょう。

ただし、上述したように、「stained glass」はあくまでも「色のついたガラス」のことを指しますので、これによってできた「窓」などを指す場合には「stained glass window」のように表現するのをお忘れないように。

 

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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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