ここ数日にわたり、「英検の英作文(ライティング)」の対策についてご紹介しております。
これまでの英検では、英作文の部分はほんの一部としてしか扱われておりませんでした。
しかし、2016年6月の改訂後は、英作文だけで全体の3分の1ほどの配点となりました。
これまで以上に配点の比重が大きくなりましたので、それなりに対策をして、しっかり力をつけていかなければ合格できません。
おおよそのポイントはこれまでにご紹介しましたので、今日は最後の「結論(conclusion)」の部分に入りたいと思います。
<アメブロからの続きはここから>
★これまでの記事は以下を参照ください。
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(1)
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(2)
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(3)
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(4)
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(5)
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(6)
最初の方でも書きましたが、英検の英作文では、「TOPIC」と呼ばれる文章が示され、その内容について「賛成」か「反対」かの意見を述べるような問題が出題されます。
以下、2016年6月の試験で実際に出された問題のTOPICです。
1級(200〜240 words):
Agree or disagree: World peace is an achievable goal
準1級(120〜150 words):
Agree or disagree: The number of young people who live with their parents after they finish their education will increase in the future
2級(80〜100 words):
Today, some companies allow their employees to wear casual clothes like jeans or T-shirts. Do you think the number of such companies will increase in the future?
回答の方法としては、「introduction(導入部分)」「main body(主要部分)」「conclusion(結論)」の3つのパートに分けるのが基本です。
まずは、最初の「introduction」で「賛成」か「反対」かを述べます。
1級ならば、「I agree with the idea that world peace is an achievable goal.」のようになります。
また、準1級ならば、「I agree with the idea that the number of young people who live with their parents after they finish their education will increase in the future.」とすれば良いでしょう。
ただ、2級の場合は、少しTOPICの英文を合体させる必要があります。例えば、「I think that more companies will allow their employees to wear casual clothes like jeans or T-shirts in the future.」のような具合です。
いずれにせよ、まずは「TOPIC」の内容について、「賛成」なのか「反対」なのかの自分の意見を明確します。
そして、「main body」でその理由を2つ(1級では3つ)述べます。
「main body」が終わったら、いよいよ最後の「conclusion」です。
しかし、「conclusion」はさほど難しくありません。
冒頭で述べた「賛成」か「反対」のどちらであるかを、再びここで述べれば良いのです。
ただし、冒頭の「introduction」と全く同じ文章にしない方が良いでしょう。
少しで良いので、表現方法を変えた方が無難です。
3つの級に共通して書けるのは「conclusion」の最初の部分です。
まずは、「For the reasons above,」や「For these reasons,」のようにすれば良いでしょう。
その上で、「I think」のように書き始め、自分の意見を述べます。
以下、サンプルです。
1級:
For the reasons above, I think the human beings will be able to achieve world peace.
準1級:
For the reasons above, I think more young people will live with their parents even after they finish school.
2級:
For the reasons above, I think there will be more companies in the future whose workers wear casual clothes in their offices.
このように、少しだけでも表現を変えてみるのが良いでしょう。
ただ、どうしても表現を変えるのが難しければ、無理をせず、introductionとほぼ同じ表現の繰り返しとなっても仕方がありません。
以上、「英検」における英作文(ライティング)の対策についてザッとポイントをご紹介してきました。
あとは、これに従いながらたくさん英文を書く練習をすることです。
英文を日頃から書く訓練を行っていれば、英検の試験など恐るるに足らず、です!
試験を受ける方は、是非頑張ってくださいね。
<続く>
本校では「英作文」の指導を基礎から丁寧に指導しています。
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