日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
(これまでの記事一覧はこちら。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
172:「レンジ」
今の時代、「レンジ」といえば、たいてい「電子レンジ」か「オーブンレンジ」のことを指しますね。
これはカタカナのままで「レンジ」と言っても、英語ではきっと通じないことでしょう。
<アメブロからの続きはここから>
「電子レンジ」というのは、英語では「microwave oven」と言われます。
日常的には「microwave」の一言だけで「電子レンジ」の意味で使われるのが普通です。
また、日本では「電子レンジ」とは別に「オーブンレンジ」というものがありますね。
オーブンレンジは、アメリカでは「キッチンカウンター」の中に備え付けになっているものが多く、これは単に「oven」という一言で表現されるのが一般的です。
つまり、「電子レンジ」であっても、「オーブンレンジ」であっても、英語では「レンジ」という言葉は日常的にはほとんど使われません。
「レンジ」は、英語の「range」という言葉がもとになっていると考えられます。
「range」という言葉は、旧式の調理用ストーブの意味で使われていたようですが、私の知る限り、あまり日常的には聞きません。
電子レンジは「microwave」あるいは「microwave oven」と呼ばれ、オーブンレンジは単に「oven」と呼ばれる、ということです。
「oven」の発音については過去に「勘違い発音」の記事で書きましたのでそちらを参照してください。
(記事はこちら。)
なお、「microwave」というのは「マイクロ波」という電磁波の一種です。
「マイクロ波」という電磁波を使って、水分子の振動を利用して加熱するという仕組みです。
加熱のために使われる「マイクロ波」というものがそのまま「電子レンジ」という名称として使われているのです。
なんともおかしな気がしなくもありませんが、とにかくそういうことなのです。
カタカナで「レンジ」と言って通じない時には、「microwave oven」あるいは「oven」という言葉を使ってみましょう。
是非覚えておいてください!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
(これまでの記事一覧はこちら。)
本校では、1つ1つの「発音」を丁寧に指導しています。
キレイな発音を身につけたい人、あるいは発音の上達に苦しんでいる人は、どうぞお気軽にご相談ください。