本校では、英語の「発音」のトレーニングを個別に行っています。

すぐに発音が上達する人もいれば、なかなか上達しない人もいます。

みんな同じくらい一生懸命「練習」をしているのに、その差はどこからやってくるのでしょうか?

 

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練習の「時間」が同じであるならば、あとは「意識の高さ」によって上達するのが早いか遅いかが違ってきます。

そもそも、「練習」というものは「自然に逆らうこと」と言えます。

その人自身にとって、「自然」にやれることならば「練習」をする必要がありません。

「L」と「R」の発音の区別が、最初から「自然」にやれるならば、「練習」などしなくても良いのです。

しかし、多くの人にとって、英語の発音というものは「自然」のままではやれません。

「自然」のままではやれないことをやるということは、つまり「自然に逆らう」ということです。

英語の発音を「練習」する際に、「自然に逆らう」という意識を持つことはとても大切です。

「自分にやりやすいように発音する」のではなく、「自分にはやりにくいように発音する」ということが求められるのです。

ところが、練習している最中に、いつの間にか「自分にやりやすいように発音する」という感じになっている人がいます。

「自然に逆らう」ということは楽ではありませんから、いつしか自分にとっての「自然」に戻ってしまうのです。

練習をしながら、「やりやすい発音」ではなく「やりにくい発音」を繰り返し、しかも、それが「外」から見て正しいかどうかを常に自己チェックをする。

そういう「高い意識」を持って練習を繰り返していけば、練習の時間に比例して上達していくことでしょう。

反対に、そういう意識がないままに「自分にとって自然な発音」や「自分にとってやりやすい発音」で繰り返しても、一向に上達しません。

練習してもなかなか上達しないという自覚がある人は、そもそも「練習」というのは「自然に逆らう行為」である、ということを強く認識しながら練習してみてはいかがでしょうか。