今日、国際会議の関係で、外国の銀行口座にお金を振り込む必要がありました。

今の時代、銀行もいろいろな犯罪に警戒しているのでしょうね。

「何の目的で送金するのか?」

「誰に送金するのか?」

「相手との関係は?」

「その金額の根拠となる書類はあるか?」

「そもそもあなたは何者だ?」

などと、実際の言い方はもっと丁寧でしたが、根掘り葉掘り尋ねられ、こちらも負けじと一生懸命答え、あるいは必要書類を提出し、あるいは証拠となるウェブサイトやメールをパソコン画面ごしに見せたりしながら、やっと「受け付けます」と言ってもらえました。

ふ~。

途中、「いったん必要書類を出力してから明日以降出直してください」という雰囲気になりましたが、こっちも「事務局」の意地ってやつで、簡単に引き下がるわけにはいきません。

今日、銀行に来るのだって、相当な時間のロスを覚悟してやってきたのですから、明日も来るというわけには行かないのです。

幸い、担当者の方がとても親切な方だったので、なんとか「この書類で認めます」ということになりました。

それにしても、色々なことが便利になったと思われるこの時代に、「外国へお金を送る」のにこんなに苦労するとは思いませんでした。

仕事でやり慣れている人ならともかく、滅多に海外送金などやらない人にとっては相当ハードルが高いでしょうね。

でもまあ、ひとつ勉強になりました。

<おしまい>

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