日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
(これまでの記事一覧はこちら。)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
184:「トラウマ」

 

「トラウマ」というのは、過去に心や精神に大きな傷を負ってしまい、その傷が今も消えずに残っていることを表し、「心的外傷」とも言われます。

この言葉は英語にもありますが、発音の仕方が少し違っていますので、「トラウマ」という日本語のカタカナのままでは通じない可能性があります。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

<アメブロからの続きはここから>

 

「トラウマ」は、英語では「trauma」というスペルで書かれます。

発音記号では[tráumə]となります。

日本語の場合は最初の「ト」が低く、続く「ラウマ」が高く発音されるのが普通です。

英語の場合は、最初の「t」は「ト」ではなく「トゥ」を無声音で発音します。無声音というのは「声帯を振動させずに出す音」のことです。

無声音の[t]を発音したら、続いて[ráu]の発音に入るのですが、「t」と「r」の連続音というのは、「チャ」「チュ」「チョ」のような感じで「tラ」「tリ」「tル」「tレ」「tロ」と発音されます。

ここでは「チャ」に近いような感じで、「tラ」と発音し、そこから「ウ」に入ります。

「ウ」の音は、日本語の場合と違って、ここでグッと音程を下げると良いでしょう。

最後の「マ」も低く、弱く、かるく喉をならすように「マ」と発音しましょう。

日本語のように、「ラウマ」が高いままで終わるような感じではなく、英語では「ラ」にグッとアクセントを置いて、それ以外の部分は低くなるようにすると全体のバランスが良くなります。

是非覚えておいてくださいね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

(これまでの記事一覧はこちら。)

 


 

本校では、1つ1つの「発音」を丁寧に指導しています。

キレイな発音を身につけたい人、あるいは発音の上達に苦しんでいる人は、どうぞお気軽にご相談ください。