日本人と英語で会話をしていると、時々「妙な表現」を使っているのに気がつくことがあります。

恐らく、自己流で身につけたものなのでしょうが、ネイティブ達には違和感があることでしょう。

今日は、そういった表現の1つとして「文頭のso」についてご紹介します。

 

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英語の口語表現の1つに「so」という言葉を文頭に置くというものがあります。

これは、ある話題について話をしていた後で、いったん別の話題に移り、話が一段落した所で、再びで最初の話題に戻そうとする場合によく使われる表現です。

通常、「前の話していた内容の要約」としてまとめる時に「So」を文頭に置いて表現します。

この場合の「so」を日本語にすると「それで」や「そうすると」のような感じとなります。

あるいは、相手が言わんとすることを先回りして「So」という場合もあります。

(1) So you are going back to New York soon?
「そうすると、君はもうすぐニューヨークに戻るの?」

(2) So we don’t get anything in return?
「じゃあ、私達は見返りに何ももらえないんだね?」

(3) So I guess this is it.
「では、これが最後なんだろうな。」

このような場合に「So」という言葉を文頭に置く、というのならば自然な表現となります。

 

ところが、日本人が英語を話す際に以下のような場面で「so」を使うことがあります。

(4) 「Why 〜?」と尋ねられた答えとして「So, 〜」と答える。
(5) 前の話からの脈絡も何もなく、いきなり唐突に「So」と話し始める。

どちらも会話としては「不自然」で、これを聞いている人は「ん? 何の話だ?」と首をかしげてしまいます。

会話に慣れていない人ならまだしも、英語での会話にかなり慣れている人でもこのようなおかしな「so」の使い方をしている日本人がいます。

特に、「Why 〜?」と尋ねられているのに「So」で返答してしまうと、「こちらの話を聞いていないのか!」というように相手を怒らせて可能性もあります。

そうならないためにも、どういう場合に「so」という言葉を文頭に置くべきなのか、ネイティブ達が実際に会話しているところをじっくり観察してみましょう。

オススメなのは「映画」「ドラマ」をよく見ることです。

日常的に「so」という言葉を文頭に置く場面はたくさんありますので、映画やドラマを見ればきっと何回かは耳にすることだろうと思います。

是非、意識してみてくださいね。

 


 

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