さて、先日の続きです。(前回記事はこちら。)
英語を身につけるということは、「単語」と「文法」と「発音」をバランス良く身につけるということです。
前回までに、「単語」と「文法」について、どこまでのところをまず目標にすべきかについて考えてみました。
<アメブロからの続きはここから>
「発音」というものは、健康な耳を持つ人ならばたいてい誰でも身につけていくことができる「技術」と言えます。
国籍や人種など関係なく、生まれ育った環境で使われている言語が「耳」から入ることで、人は「発音の仕方」を少しずつ学んでいきます。
「耳」から入ってきた音をマネし、今度は自分の「口」を使ってマネして言う。
こうした音の「インプット」と「アウトプット」を延々と繰り返して行くうちに、人は母国語の発音をマスターしていきます。
この発音修得のプロセスは外国語であっても同じです。
発音を身につけていくために必要なことは、「耳」から音を入れて、「口」から音を出すというトレーニングです。
発音というものは、「単語」や「文法」のように「知識でなんとかなる」というものではありません。
「単語」や「文法」は、知ってさえいれば、あとは時間さえかければ、なんとかなります。
しかし発音は、いくら発音に関する知識があっても、それだけではダメです。
実際に「耳」と「口」を使い、「練習」を繰り返さなくてはいけません。
しかも、ただ「練習」をすれば良いというわけでもありません。
どのようなことにも通じることですが、「練習」というものは、それを取り組んでいる人自身が頭の中で「理論」や「理屈」を理解しながら、それを意識しながら繰り返さなくては意味がありません。
理論も理屈もなく、自分自身の課題も明確になっていない状態で、ただひたすら練習をしても、おそらく大きな効果は見込めないでしょう。
発音において「理論」や「理屈」というのは、「発音記号」を覚えることであったり、あるいは1つ1つの発音の際の「口の中の動き」や「声の出し方」を理解することと言えます。
こうしたことは、まずは知識として知る必要があります。
そして、そうした知識を持った上で、意識をしながら繰り返し練習していくのです。
練習の際は、やはり最初は誰かに発音指導をしてもらうのが良いでしょう。
自分だけで発音の善し悪しを判断するのはとても難しいことです。
発音の理論や理屈を学ぶと同時に、自分で出した音の善し悪しを誰かに判断してもらう。
最終的には「自分で自分の発音の善し悪しを判断する」ということができるようにならなくてはなりませんが、それでも最初からそれを自分1人だけでやるのは至難の業でしょう。
発音ばかりは発音指導ができる人にみてもらうのが長い目で見て得策だろうと思われます。
さて、「単語」と「文法」と「発音」の3つそれぞれについて、どういうことをやるべきかを考えてみましたが、この3つのバランスはどのように取るべきでしょうか?
次回はその辺りについて考えてみましょう。
どうぞお楽しみに!
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