前回、「同じ方向で努力しても、何も変わらないことがある」と書きました。
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時代の変化、社会の変化、自分の変化に合わせ、「努力の方向も変える」ということができなければ、努力が「報われないまま」で終わってしまうこともあります。
心の健康を保つためには、「努力が報われる」ということを経験していくことがとても大切だと思います。
そこで、「努力の方向」を変えましょう、ということなのですが、前回は「逆の発想をしましょう」ということを書きました。
「逆の発想」。
おそらく、「逆の発想」というのが、一番簡単に「方向を変える」ということがイメージしやすいように思います。
しかし、「逆の発想」というのは、常に「1つ」ではありません。
「逆」というのは、どの点を「支点」にするかによって異なります。
例えば、下の絵をご覧ください。
(下手な絵ですみません。。。)
このテーブルの上にコップが置かれています。
このように置かれた様子を誰かがみて、
「ちがうちがう、逆に置いて!」
と言われたら、誰もが同じ様に置き直すでしょうか?
人によっては、カップの位置をもっとテーブルの左に寄せるかもしれません。
またある人は、カップの取っ手の向きを「左側」に向けるかもしれません。
はたまた、別の人は、カップをテーブルの向こう側に置くかもしれません。
「1つの現象」に対して、単に「逆」と言うだけでも、様々なバリエーションがあります。
問題は、「どこを支点にして逆にするのか?」ということです。
自分が今まで努力してきた方向は、果たして、これからも同じで良いのだろうか?
努力の方向を、「真逆」にしてみたけれど、「別の支点による真逆」というものは、他にはないだろうか?
このような事を常に自問しながら、「努力の方向を探る」ということをしていく人だけが、もしかしたら、「努力が報われる」という経験をすることができるのかもしれません。
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