人は何歳まで成長することができるのか?

この問いかけは、私(久末)が20代後半によく自問したものです。

25〜27歳までのおよそ3年間で、私は「大人向けの英語教室を立ち上げよう」と考えるようになりました。

事実、28歳の時に、私はデュープラー英語学院を立ち上げたのです。

しかし、その前提として、「大人でも成長することができるのか?」ということを明らかにしておく必要がありました。

 

<アメブロからの続きはここから>

 

人の成長というものを、「脳の成長」と置き換えて考えてみることにしましょう。

「脳」も身体の部位であり、細胞でできているものです。

その「脳」が成長するのが、例えば「背が伸びる」のと同じような感覚で、10代半ばで止まってしまうのが一般的なのだとしたらどうでしょう。

身長が伸びるのはたいてい10代まで。

これと同じように、脳も10代までで成長が止まってしまうのだとしたら、「大人向けの英語教室」など開くことはできません。

「大人になったら脳が成長しない」という前提に立ちながら、大人達に「成長しますよ」と嘘をつかなくてはならないからです。

なので、私が「大人向けの英語教室」を立ち上げる前提として、「大人でも脳が成長するのか、しないのか」ということを、どうしても明らかにしておきたかったのです。

そこで私は、「脳神経科学」に関する本をたくさん読みました。

専門的なものから、素人でも分かるようにかみ砕いて解説が書かれている一般書まで、できるだけたくさん読みました。

その結果、素人なりに分かったことがあります。

それは、「脳」というものは何歳になっても成長するということです。

脳の細胞のことを「神経細胞」と言います。

神経細胞には「突起」が生えており、これが別の神経細胞に触れることで「ネットワーク」が構築されます。

電流を流す突起のことを「軸索(じくさく)」と言うのですが、軸索は、年齢に関係なく、新しく枝分かれして新しく神経細胞と接続していきます。

何かを覚えようとしたり、外部からの刺激を受け取ったりすると、今までつながっていなかったところに新たにネットワークが形成されていくのです。

神経細胞の数は、年齢と共に減っていきます。

しかし、何歳になっても、神経細胞から生えている軸索は、別の神経細胞と触れるポイントを増やします。

さらに、繰り返し電流が流れ、繰り返し神経細胞が使われる箇所では、軸索そのものの「太さ」も太くなっていきます。

軸索だけでなく、電流を受け取る側の神経細胞も、受容体(レセプター)という穴の数を増やし、効率よく刺激を受け取ることでできるように変化していきます。

こういう変化は、10代で止まってしまうものではなく、大人になっても続いていくものなのです。

このように、身体の細胞と神経細胞は、同じではありません。

健康な脳を持っているならば、大人になっても、脳は新たなネットワークを形成し、成長していくのです。

このことを知った私は、「大人向けの英語教室」を立ち上げようと決心しました。

今では、小学生、中学生、高校生などの学生にも指導していますが、本校の原点は「大人でも成長することができる」というところにあります。

大人でも成長できるならば、子供はもっと成長できます。

「自分はもう歳だから…」ということを言い訳にせず、何歳になっても、意欲的に自分の脳を鍛え、成長させてみてはいかがでしょうか?

 


 

本校では、年齢に問わず、自分を成長させたいと願う人を歓迎します。

脳に刺激を送るという意味でも、「英語」などの外国語学習はうってつけです。

詳しい内容を知りたい方は、是非一度、本校の無料説明会にお越しください。

>>> 無料説明会のお申込はこちら