英語の発音を上達させるには、いくつかのポイントがあります。

上達の早い人は、押さえるべきポイントを押さえた上で練習しますが、なかなか上達しない人は、そういったポイントを押さえずに練習している可能性があります。

ここまで、発音を上達させるポイントの「その1と2」についてご紹介しました。

今日は、「その3」をご紹介します。

 

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【発音を上達させるヒント3】

今日のポイントは、「リズム感」です。

「声の強弱」や「舌や唇の動きの柔らかさ」が十分だったとしても、「リズム」に乗って音を出すことができなければ、発音は上手になりません。

「リズム」というものは、「音のテンポ」と「身体の動き」が合致させることによって成立します。

音のテンポを捉え、それに合わせて身体を動かすことができれば「リズムが合った」ということになります。

しかし、音のテンポを捉えたとしても、それに合わせて身体を動かすことができなければリズムは合いません。

 

英語の発音においては、「アクセント」や「イントネーション」といったものが重要となります。

「アクセント」や「イントネーション」というものは、「ヒント1」のところで述べた「音の強弱」が関係しています。

日本語の場合は、「音の高低」によってイントネーションが異なります。

例えば、標準語では、「箸(はし)」は「は」が高く、「し」が低くなります。

これが「橋」となると、「は」が低く、「し」が高くなります。

このように、日本語では「音の高低」を区別することで言葉を区別するのです。

ところが、英語の場合は、「音の高低」だけでなく、「音の強弱」も重要となります。

例えば、「station」という言葉の場合、カタカナでは「ステイション」という具合に発音されるわけですが、これを「ス」が低く、「テ」が高く、「イション」が低い、というように、「音の高低」だけで発音してはいけません。

実際、「テ」に当たる部分にアクセントがあるので、ここを高くするのは良いことです。

しかし、英語の場合は、単に音を高くするだけではありません。

「テ」に当たる音の部分を「強く」発音しなくてはならないのです。

「音の高低」に加え、「音の強弱」が合わさったもの、それが英語における「アクセント」と言えます。

アクセントの部分を「高く&強く」発音するには、そのタイミングに合わせる必要があります。

そのタイミングの取り方を手伝ってくれるのが「リズム感」というものです。

「音のテンポ」と「身体の動き」が合致すれば、「アクセントの位置」のところで、きちんと「高い&強い音」を出すことができます。

これが合わなければ、当然、アクセントの位置に合わせて「高い&強い音」を出すことができず、タイミングがずれてしまいます。

このタイミングが合わない人は、「音のテンポ」と「身体の動き」を合わせるような練習、つまり「リズム感」を鍛えるようなトレーニングが必要となります。

 

リズム感を鍛えるトレーニングの方法は、いくつかあると思いますが、私がお勧めするのは「指」を使う方法です。

「歌」などの音楽を聴きながら、「指」で何かを叩くのです。

「何か」というのは、自分の身体のどこかでも良いですし、机や椅子などでも構いません。

「叩く」のほんの「一瞬」だけです。

リズム感に乏しい人は、「一瞬だけ叩く」ということが苦手です。

机を指で叩くとしたなら、リズム感に乏しい人は「指を机の上に置きっぱなし」にしてしまいます。

そうではなく、指で机に触れるのは「一瞬」です。

その「一瞬」のタイミングを、音に合わせるわけです。

そういう練習を繰り返して行くと、「音のテンポ」と「身体の動き」が合ってきます。

自分でリズム感に乏しいと思う人は、是非、そういう練習をしてみてください。

 

さて、この続きはまた明日。
どうぞお楽しみに!

 


 

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