英語学習者ならば、「発音を上達させたい」と願うことでしょう。
私(久末)もかつて、高校時代にアメリカに留学していた時、そして帰国した後もしばらく、「発音が上手になるにはどうしたら良いか?」ということでずっと悩んでいました。
しかし、どんなことも悩んでいるばかりでは先に進みません。
私はひたすら自分1人で発音の練習を続けてきました。
発音が上達するには、いくつかの「ポイント」があります。
前回までは「発音を上達させるヒント」の「1〜3」をご紹介しました。
<アメブロからの続きはここから>
【発音を上達させるヒント4】
これまで、「音の強さ」「舌や唇の動きの柔らかさ」「リズム感」についてご紹介してきました。
発音を上達させるヒントの「その4」は、「音程感」というものです。
音程感というのは、要するに「前の音」と「次の音」の音の高さの違いを感じ取る感覚のことです。
メロディーラインを捉え、音が高くなったり低くなったりするのをお手本通りに再現するために音程感が必要となります。
前回、「リズム感」の説明のところで、「英語のアクセント」というものが「音の高低」に「音の強弱」を加えたものであるということを述べました。
いくら「リズム感」が良くても、「音の高低」の捉え方が曖昧だと、英語の音もキレイにはなりません。
しかも、英語の文章を音読していくとなると、単に「高い」か「低い」かの二択というわけではありません。
「高い」ところがいくつもあったり、その高さ自体が単語によって異なったりします。
「低い」ところも同様で、本当に「地獄の底」のように低く発音しなくてはならないところもあれば、「少し低め」で良いところもあります。
「歌を歌う」のと同じように、微妙な「メロディーライン」を正しく捉え、発音していくことが、英語の発音を上達させていく上で重要なポイントとなります。
こうした「音程感」を鍛えていくためには、まずは「日本語」での音の高低を確認する練習がお勧めです。
例えば、「庭(にわ)」という言葉であれば、標準語であれば「に」が低く、「わ」が高くなります。
このことを記した辞典などが、ネット上にいくつかあります。
「日本語 アクセント」で検索すると、色々と有益なサイトが出てきます。
もし自分が「音程感に乏しい」と感じるならば、まずはこうしたサイトや辞典を利用しながら、「高い音と低い音」の区別を意識するところから練習してみると良いと思います。
そうした「音程感」を鍛え上げていくことで、英語の発音の際の「メロディー」が美しくなるのです。
さて、この続きはまた明日。
どうぞお楽しみに!
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