日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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217:「ナルシスト」
「ナルシスト」というのは、自分のことが好きで、自己陶酔している人のことです。
実はこれ、英語では少し違った言い方になるって、ご存じでしたでしょうか?
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「ナルシスト」は、英語では「narcissist」というスペルで書かれます。
発音記号は[nάːrsəsist]となります。
カタカナで書くなら「ナァスィスィst」という感じです。(「st」は「ストゥ」を無声音にした感じの音です。)
「スィ」という音が2つ並び、その後で「ストゥ」という音が続くので、「s」の音が「3つ」も含まれるわけです。
日本語の場合は「ナルシスト」の「シス」の部分が「サ行」の音ですが、これでは1つ「s」の音が足りません。
日本人が「シ」と発音している部分も「シ」ではなく「スィ」としなくてはなりません。
さらに、アクセントにおいても日本語と英語では異なります。
日本語では、最初の「ナ」が低く、「ルシ」が高く、「スト」が低くなるのが普通でしょう。
しかし英語では、最初の「ナ」にあたる音にアクセントが置かれますから、ここが高く、強く発音され、その後はグッと低く、弱く発音されるのです。
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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