私(久末)の仕事は、まずメインが「英語教師」です。
次いで、国際会議や学会の「事務局」という仕事もしています。
教師という仕事は、「他人をできる人にさせる」という仕事であり、一方、事務局という仕事は「自分をできる人にさせる」という仕事です。
どちらが難しいかと言うと、まあ、どちらも難しいですが、やっぱり「他人をできるようにさせる」という方が難しいと思います。
なぜなら、「他人をできるようにさせる」ということは、本当は誰にもできないからです。
以前も似たような事をここで書いたと思いますが、「他人をできるようにさせる」ことなど誰にも不可能で、実際は、「その人自身が自分をできるようにさせる」ということしかできないのです。
そもそも、「できる人」と「できない人」という線引きをするのは難しいですが、それでも、一般的に人の仕事ぶりなどを観察していて「平均よりもできる」とか「平均よりもできない」といった評価を、きっと、多くの人が無意識にしているはずです。
そして、自分自身が評価される立場になったとしたなら、おそらく誰もが「できる人」として評価されたいと願っているのではないでしょうか。
英語教師という仕事をしていると、様々な生徒に出逢います。
生徒の中には、私が特別な指導をしたわけでもないのに、自分でどんどんできるようになっていく人がいます。
その一方で、教師がどれだけケアしようとも、なかなかできるようにならない人もいます。
どんどんできるようになっていく人と、なかなかできるようにならない人。
一体、どこが違っているのでしょうか?
生まれついての能力の差でしょうか?
いいえ、そうではありません。
生まれついての能力というのは、言うなれば親から受け継いだ遺伝子というものです。
しかし、それで全てが決まるわけではありません。
同じ遺伝子を持つ「一卵性双生児」の中には、運動や勉強など、能力に大きな差が生じているケースが多々あるようです。
つまり、先天的な要因だけで全てが決まってしまう、とは言えません。
では、どこに違いがあるというのでしょうか?
私はこれまでたくさんの生徒たちに指導しながら、「どんどんできるようになっていく人」と「なかなかできるようにならない人」の違いをたくさん観察してきました。
教師という目から見て、どうも、それぞれ「共通点」があるのではないかと気づきました。
その共通点を知り、実践していけば、「誰でもできる人になれる!」と私は確信しています。
そこで、ここでは「どんどんできるようになっていく人」と「なかなかできるようにならない人」を比較しながら、どうすればできる人になっていけるかについて書き綴っていきたいと思います。
どうぞお楽しみに!
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