日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズの「083」番です。
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083:「イメージ」
意外かもしれませんが、「イメージ」という言葉は、英語では全然違う発音になります。
スペルでは「image」となりますね。
一見、そのまま「イメージ」となるような気がするかもしれませんが、実は全然違うのです。
「image」は、発音記号では、[ímidʒ]となります。
敢えてカタカナで書くとしたならば「イミヂ」となります。
まず、日本語との大きな違いは「アクセント」の位置です。
日本語では「メー」のところが高く発音されます。
しかし、英語では、最初の「イ」のところにアクセントが置かれ、従って音程としてもこの「イ」のところが一番高く発音されます。
続いて、日本語では「メー」と伸ばされるところを、英語では、「ミ」と短く発音されます。
「メ」と「ミ」の違いもそうですが、英語では「伸ばさない」という違いがあります。
最後の「ヂ」のところは、日本語の「ジ」と同じように発音しても、まあ、良いかもしれませんが、実際には少々違います。
日本語で「イメージ」と発音する時、多くの人は、「ジ」の発音に入る前に「舌先」をどこにも触れないのではないでしょうか。
しかし、英語の「g」のスペル、あるいは「j」や「d」のスペルによって、発音記号が[dʒ]となっている場合には、いったん舌先を上あご(上の前歯よりも少し手前、「ダ」と発音する際に触れるあたり)につけてから「ヂ」と発音します。
どちらかと言えば、「チ」と発音するのに似ています。
それを「無声音」にして、さらに、気持ちとしては「チ」ではなく「ヂ」というように「濁った音」にするようにして発するのです。
要するに「image」という英単語は、日本語の「イメージ」という発音とはだいぶかけ離れた発音になっているのです。
おそらく、日本語の「イメージ」という発音では通じないことの方が多いのではないかと思います。
この単語を使うときにはご注意くださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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