最近、テレビを見ていて、本当にこの言い方が多くて気になります。

「アワード」という言葉です。

これは、英語としては明らかな間違いです。

「よくわからないけど、かっこいいから英語の言葉を使おう」という、日本人の悪い癖のようです。

では、一体、何がどう間違っているのでしょうか?

 

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まず、日本人の多くが誤って使っている「アワード」という言葉は、元々英語の「award」という言葉から来ています。

「award」というのは「賞」という意味の言葉です。

たいてい「award」の前に言葉がついて、「○○ award」のように使われます。つまり「○○賞」のような意味合いです。

問題なのは「発音」の仕方です。

「award」の発音記号は[əwɔ́ːrd]です。

これを敢えてカタカナで書くとしたなら「アウォード」という感じになります。

つまり、真ん中の「war」の部分は、「ワー」と発音するのではなく、「ウォー」と発音すべきなのです。

実際、「アワード」ではなく、日本人の中にも「アウォード」と表記している人もいます。

「war」の部分を「ウォー」と発音するのは日本人にもできるはずです。

なぜなら、「戦争」という意味の言葉の「war」は、日本人でもたいていの人が「ウォー」と発音するからです。

逆に「戦争」の意味の「war」を「ワー」と発音する人は少ないでしょう。

そのいい例が「Star Wars」です。

これを「スター・ワーズ」という人がいるでしょうか?

誰であっても「スター・ウォーズ」となるではありませんか。

「スター・ウォーズ」と言えるのならば、「award」だって「アウォード」と言えるはずではありませんか。

なので、みなさん、「award」を「アワード」というのはもうやめにしましょう。

きちんと「アウォード」というように「オー」の発音を使いましょう。

日本人全体で、「アワード」という言葉を撲滅し、是非「アウォード」という言い方を定着させましょう!