日本人にとって外国語である「英語」を身につけていくことは易しいことではありません。

実際に英語学習を始めたものの「難しい」と感じる人は多いことでしょう。

その一方で、わりと「簡単」に英語を身につけていく人もいます。

そういう人は、おそらく次の3つの要素を兼ね備えているのではないかと思います。

1. 読解力
2. 数学的思考
3. 音楽的感覚

一見、どれも英語学習には関係なさそうに思えるかもしれませんが、いえいえ、この3つが英語学習にとってとても重要な要素なのです。

 

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まずは「読解力」。

英語に限らず、あらゆる「学問」を学ぼうとする時には、ほとんど必ず「母国語」が使われます。

母国語である「日本語」で書かれた文章を読み、それを理解する、ということができなければ、どのような学問であっても先へと進んでいくことが難しいことでしょう。

英語においては、最も分かりやすいのは「文法学習」ですね。

文法の説明は「日本語」で書かれていますから、書かれた説明をきちんと読んで理解するという「読解力」が必要になります。

「読解力」を鍛えるためには、「文章をたくさん読む」というインプットの学習も当然必要ですが、それ以上に効果がある(と私が思う)のは、「文章をたくさん書く」というアウトプットのトレーニングです。

文をたくさん書く人は、そうでない人に比べ、高い「読解力」を持っているように思います。

自分の頭で考えていることやイメージを「言葉」にし、「文章」にして書いていくという行為は、単に「読んで理解する」よりも遥かに難しい行為です。

そういうことを普段からトレーニングしている人は、文を「読んで理解する」ことが楽にできるようになります。

読解力というものが身につけば、英語に限らず、仕事やプライベートでも「理解力」が高まることでしょう。

 

「読解力」の次は、「数学的思考」です。

ある1つの事柄から始まって、そのことが「別の事柄」につながっていく、というような「数学的思考」ができる人は、これまた「英文法」などに書かれている「法則」を理論的に自分の中に入れていくことができることでしょう。

英文法を理解するためには、前述の「読解力」も当然必要なのですが、それを「理論的に理解していく」ための考え方、つまり数学的思考というものも必要になります。

本校の生徒達を見ていると、英文法がなかなか理解できずに困っている人の多くは、「読解力」が弱いか、あるいは「数学的思考」が弱いか、はたまた両方とも弱いという人ばかりです。

「読解力」と「数学的思考」に強い人で、英文法が苦手な人はほとんどいません。

というわけで、「数学的思考」というものを身につけていきたいわけですが、これは「トレーニング」をすればたいてい誰でも身につきます。

数学的思考を身につけていく上で必要なのは「思考の忍耐」です。

数学的思考が苦手だと言う人は、たいてい、考え続けるための「忍耐力」が弱いのだろうと思います。

筋トレなど、身体的な苦痛ならば耐えられるのに、これが「思考」となった途端に耐えられなくなってしまうという人はけっこういるようです。

意識的に「耐えるぞ」という思いをもって、数学的思考のためのトレーニングを行うと良いでしょう。

 

最後の3つめは「音楽的感覚」です。

これは特に「発音」において使われる要素と言えます。

読解力や数学的思考に優れていて「文法」は理解できるのだけれど、「発音」がうまくいかない、という人もたくさんいます。

そういう人は、例えば「歌を歌う」というようなことも苦手だったりします。

「歌を歌う」というのは、「自分の口」と「自分の耳」を使って、自分の喉や口から発せられる「音」を調整していくという行為です。

こういうことを普段からやっていて、音楽的感覚に優れている人は、「英語の発音」を身につけようとする時に、わりと楽に進んでいきます。

ただし「音楽的感覚」とは言っても、「自分の声」を使わなければ意味がありません。

英語の発音は、ピアノやギターなど「楽器」を使った音楽的感覚とはまた違っています。

実際、ピアノやギターを演奏するのが得意な人であっても、「歌う」ということが苦手な人は、英語の発音の上達もあまり進みません。

英語学習を進めていきながら、「英語って難しいな」と思っている人は、もしかしたら、「読解力」や「数学的思考」や「音楽的感覚」のいずれか(あるいはどれも)が弱いのかもしれません。

どれであっても「トレーニング」で高めていくことは可能ですので、英語学習を進めるのと同時に、「読解力」や「数学的思考」や「音楽的感覚」を高める努力をしてみてはいかがでしょうか。

 


 

本校では、「読解力」や「数学的思考」や「音楽的感覚」を身につけるためのポイントを、生徒ひとりひとりに合わせて指導しています。

何をどのようにトレーニングすれば良いのか知りたい人は、是非一度、本校の無料説明会にお越しください。

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