<前回の続き>
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前々回、「やらなくてはならない仕事」を減らすためには、以下の4つの方法がある、と書きました。
(1) そもそも最初から引き受けない。
(2) 部分的にやらなくても良い箇所を探し、全体の仕事量を減らす。
(3) 優先順位を明確にし、可能であれば後回しにして「今は」やらない。
(4) いったん引き受けた仕事でも、「できない」と言って仕事の依頼主に返す。
今日は上記の「2」について考えてみましょう。
『(2) 部分的にやらなくても良い箇所を探し、全体の仕事量を減らす。』
これが実践できれば、かなり楽になりますね。
しかし言うは易く行うは難し。
これができる人は、それなりに優秀な人と言えます。
まずは「部分的にやらなくても良い箇所を探す」というところが肝心ですね。
これは「手を抜く」と言えば聞こえが悪いかもしれませんが、事実、「手を抜く」ということです。
しかし、同じ「手を抜く」でも、上手にやれば「出来上がりの完成度は変わらない」という場合もあるのです。
「手を抜く=完成度が下がる」のではなく、「手を抜く=完成度を維持したまま楽をする」ということを目指そう、というです。
これができるためにまず必要なことは、「1つの仕事を細かく分解する」ということです。
以前も本ブログ記事のどこかで書きましたが、「仕事を分ける」ということができると、色々なメリットが生まれてきます。
1. 仕事を分けることができると、「必要な仕事」と「必要でない仕事」を分類することができる。
2. 仕事が細かくなれば、「まずはこれから」「これは後回し」というように、時間の配分がしやすくなる。
3. 仕事が大きいと取りかかるにも「気合い」が必要だが(笑)、小さい仕事ならば取りかかるのに気持ちが楽になる。
4. 仕事が細かくなれば、「自分でしかやれない仕事」と「他人に任せても良い仕事」に分類することができる。また、仕事を任された方も、小さい仕事ならば引き受けやすい。
他にもあるかもしれませんが、仕事を細かくすることで、色々なメリットがあるのです。
逆に「大きな仕事」を大きいままで扱っていると、とても大変です。
自分自身にエネルギーや能力や経験値がないと、大きい仕事を大きいままこなすことはできません。
「大きな仕事」を「複数の小さな仕事」に分類することができると、最初は「とても無理だ」と思えるような仕事でも、きちんとこなすことができるようになります。
オーバーワークを軽減させるためにも、「大きな仕事」を大きなままで抱えていてはいけません。
まずは「仕事を細かく分類する」ということを日々の生活で意識してみるところから始めましょう。
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