<前回の続き>

(「発音美人になりましょう!」シリーズのこれまでの記事一覧はこちら。)

今日は、「どうしたら英語の発音美人になれるか?」という観点ではなく、逆に、「どうしたら英語の発音がヘタに聞こえてしまうか?」という観点で考えてみます。

英語の発音が上手になるためには、「ヘタな発音」となっている部分をしらみつぶしに改善していけば良いのです。

前回までにご紹介した「無声音」もその1つ。

「無声音」の発音が上手にできないと、やっぱり全体的にヘタな発音だなぁ、という印象を与えてしまいます。

そして「無声音」の他にも、発音がヘタに聞こえてしまうポイントがたくさんあります。

今日ご紹介するのは、「r」の発音についてです。

これは「rの発音ができない」ということではありません。

必要もないところで「r」の音が入ってしまう人がいる、ということです。

「r」の発音は、喉に声が反響して、こもった感じの音で発するのが正しいのですが、その発音は、単語のスペルに「r」の文字が入った時だけです。

スペルのどこにも「r」の文字が入っていないのに、こもった感じで発音してしまう人が意外にたくさんいます。

「r」のスペルがないところでは、こもった音を出してはいけません。

不用意に「r」の音を入れていると、英語を知らない素人には「英語っぽく」聞こえるかもしれませんが、英語をよく知る人からすれば、どこか「気持ちの悪い、かっこつけ発音」としか聞こえません。

これは英語をよく知らない人が「英語っぽい発音にしよう」と思ったときによくやってしまうことで、言うなれば「いい加減な発音」です。

きちんとスペルを読んで、あるいは頭の中で正しいスペルを浮かべて、そこに「r」のスペルがなかったならば、「r」のこもった音を出さないようにしましょう。

それだけで、全体的にだいぶスッキリとした発音になるものです。

ぜひ意識してみてくださいね。

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