日本人が使う英語表現の中には、「自然」とは言えないものもあります。
アメリカ人などの英語ネイティブ話者は滅多に使わないような表現なのに、日本人は当たり前のように使う、というものがちらほら見かけられます。
そういう表現の1つに、「まあまあ」という意味で使われる「so-so」という言葉があります。
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ある事柄について、「Yes」か「No」かで答えるような質問をされた時、日本人の感覚で、「どっちとも言えない」と言いたくなる時があります。
そういう時、日本人の多くは「まあまあ」という意味で、「So-so.」と答えてしまいます。
しかし、私の知る限り、アメリカ人が「So-so.」という表現を使っているのを生で聞いたことは、1度か2度あったかどうかといったくらいです。ほとんど記憶にもないくらいです。
それくらい、アメリカ人などのネイティブは「So-so.」という言葉を滅多に使いません。
もちろん、英語にも「Yes」とも「No」ともどちらとも言えない、というケースはあります。
しかし、「どっちとも言えない」という場合、英語では「So-so.」以外の表現が使われるのが普通だろうと思われます。
私が思いつくのは「okay」や「all right」といった言葉です。
これは「悪くはない」や「まずまず合格」という場合に使われる言葉です。
例えば、「How was the movie?」と聞かれて、「まあ、悪くはない」と言いたい場合には、「It was okay.」とか「It was all right.」と答えます。
あるいは、「Not bad.」という言い方もあります。
ネイティブ達がこうした言い方をしているのはよく耳にします。
しかし、「So-so.」はほとんど聞いたことはありません。
「So-so.」と言っているのは、私が知る限り、ほとんどが「日本人」なのです。
というわけで、「まあまあ」と言いたい場合には、「okay」や「all right」や「not bad」などの言い方を使うようにすると良いでしょう。
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