日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
(これまでの記事一覧はこちら。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
261:「クリップ」
物をはさんで留めるための小さい器具のことを一般に「クリップ」と言いますね。
これは当然「英語」の言葉から来ているわけですが、そのままカタカナで「クリップ」と言っても通じない可能性があります。
<アメブロからの続きはここから>
「クリップ」という言葉は、英語では「clip」というスペルで書かれます。
これの発音記号は[klíp]となります。
最初の音は「ク」ではなく、「ク」を無声音にした[k]という音です。
そして、この単語のアクセントは[lí]の部分にあります。これはカタカナで「リ」に相当する音ですが、ここが一番強く、高く発音されます。
日本語のカタカナで「クリップ」と発音すると、「ク」が高く発音され、「リップ」が低く発音されることが多いように思います。(人によっては違う音程になるかもしれませんが。。。)
要するに、日本語のカタカナでは「最初のク」が一番目立ってしまい、そこにアクセントが置かれているように聞こえてしまうのです。
そうすると、英語圏のネイティブからすると「リ」の音が一番目立ってほしいのに、「ク」が目立って発音されると「clip」という単語ではなく、「koo〜?」とか「coo〜?」のように聞こえてしまう可能性があるのです。その結果、通じないというわけです。
ですので、最初の「ク」は無声音にし、「リ」を強く、高く発音するように心懸けると良いでしょう。
是非覚えておいてくださいね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
(これまでの記事一覧はこちら。)
本校では、1つ1つの「発音」を丁寧に指導しています。
キレイな発音を身につけたい人、あるいは発音の上達に苦しんでいる人は、どうぞお気軽にご相談ください。