もしも全く知らない外国語を学ぶとしたら、ということを考えることは、「英語」をどのように学ぶべきかを考える上でたくさんのヒントを私達に与えてくれるように思います。

前回は、文法は「覚えるもの」ではなく「理解するもの」である、と書きました。

今回は、さらに文法の理解を深めるためにやるべきことについて考えてみましょう。

 

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例によって、仮に「ロシア語」を学ぼうとしたとします。

「単語」の知識を増やすと同時に、「文法」の理解を進めて行ったとしましょう。

ロシア語で書かれた文章を読み、「単語の意味」と「文法的な働き」に注意しながら、1つ1つの文を理解していきます。

このような「インプット」の行為は当然必要ですし、たくさんの文章を読むということはとても重要です。

しかし、何事も「インプット」だけで終わってしまってはいけません。

ある1つの文法項目を理解したら、今度は、その文法項目を使って、実際に文を作ってみると良いでしょう。

ロシア語で文を作る、というアウトプットの行為をしていくと、一度理解した文法項目をさらに深く理解することができるようになります。

文法は、「文を読解する(インプットする)」ためだけに使うのではなく、「文を作る(アウトプットする)」ために使ってこそ自分の中に深く残っていくものです。

英語も同じです。

「どんどん新しい文を作っていく」という練習をすればするほど、その文法の理解が深くなります。

インプットで学習を止めてしまっている人は、是非アウトプットまで進めてみてはいかがでしょうか。

 

<つづく>