日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
(これまでの記事一覧はこちら。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
277:「トリプル」
同じことが3回繰り返されたり、同じものが3つ並んだり重なったりしていることを一般に「トリプル」と言いますね。
これは英語から来た言葉ではありますが、英語での発音の仕方は、カタカナの発音とは少し違います。
<アメブロからの続きはここから>
「トリプル」は、英語では「triple」というスペルで書かれます。
「triple」の発音記号は[trípl]です。
これを敢えてカタカナで表記するなら「tリィプゥ」という感じでしょうか。
最初の「t」は無声音なので、カタカナで「トゥ」という音を内緒話のようなヒソヒソ声で発します。
単語のアクセントは「ri」の部分に置かれますので、ここを強く、高く発するようにしましょう。
そして、最後は[pl]という発音なのですが、最後が「L」で終わっている単語の場合、舌先を上あごにつけっぱなしにした状態でのどから「ウ〜」という感じの音を発します。
そうすると、その直前の[p]とくっつき、日本人の耳には「プゥ」や「ポゥ」のような感じに聞こえることでしょう。実際には[p]という発音と[l]という発音がくっついただけであり、ネイティブとしては「L」を発音している感覚があるわけです。
日本人がカタカナで「トリプル」と発音する際は、どうしても最初の「ト」が高くなりがちですので、最初の「t」の文字を無声音にし、その次の「リ」を高くするだけでも通じやすくなると思います。
是非覚えておいてくださいね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
(これまでの記事一覧はこちら。)
本校では、1つ1つの「発音」を丁寧に指導しています。
キレイな発音を身につけたい人、あるいは発音の上達に苦しんでいる人は、どうぞお気軽にご相談ください。