日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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284:「オムライス」
ケチャップで味付けされたライスを薄い卵焼きで包んだ食べ物のことを一般に「オムライス」と言いますね。
ところが、これはそのままカタカナで発音しても「英語」としては通じません。
<アメブロからの続きはここから>
「オムライス」は、「オムレツ+ライス」が短縮された言葉なのだろうと想像がつきます。
しかし、この短縮の形はいかにも「日本語的」なものなので、そのまま「オムライス」と言っても英語では通じません。
「オムレツ」というのは、英語では「omelet」あるいは「omelette」というスペルで書かれます。
これの発音の仕方については過去に記事を書きましたので、そちらをご参照ください。
(「カタカナでは通じない英単語・170:「オムレツ」)
それで、「オムレツ」ではなく、「オムライス」がどのように英語で表現されるかと言いますと、少々、説明が必要です。
「オムレツ+ライス」という言葉をそのまま英語で言えば、「omelet rice」あるいは「rice omelet」のようになるわけですが、オムライスそのものが「日本発祥の食べ物」ですので、そのままでは恐らく「何それ?」と聞かれてしまうことでしょう。
「omelet rice」や「rice omelet」と言うと、「ご飯」と「オムレツ」がバラバラに皿の上に置かれたものとして想像されてしまうかもしれません。
そこで、「omelet rice」や「rice omelet」という名称を伝えた後で、「It’s ketchup fried rice wrapped or topped with a thin omelet.(それはオムレツで包まれた、あるいはオムレツが上に乗ったケチャップライスです。)」のような説明を添える必要があります。
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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