<前回の続き>
前回、何を身につけるにも「インプット」と「アウトプット」が大事だという話をしました。
この考え方を、英語の「音声学習」と「文法学習」に当てはめてみましょう。
まずは「音声学習」から。
音声学習における「インプット」とは、「耳から英語の音を入れること」と言えます。
そして、音声学習における「アウトプット」とは、「自分の口から、英語の音を発すること」と言えます。
前回、「インプット」と「アウトプット」は、「交互」かつ「頻繁」に行っていくと良いと書きました。
音声学習も同様です。
英語における音声学習は、「英語の法則」を無意識に獲得するためには、必要不可欠な学習です。
このため、ある程度できるようになるまでには、かなりの量の時間を、休まずにこなさなくてはなりません。
やっては休み、また休んではやり、ということを繰り返しても、なかなか自分の中に定着していきません。
英語学習における「音のインプット」と「音のアウトプット」と聞くと、すぐさま「英会話」を思い浮かべる人もいることでしょう。
しかし、「英会話」では、「大量」の英語をインプットしたりアウトプットしたりするのは困難です。
なぜなら、「英会話」というものは「相手」が必要であり、また「相手が必要」ということは、「いつでも、どこでも」というわけにはいかなくなるからです。
どんなことも、「相手が必要」なことは、日常生活の中に取り込みにくいものです。
しかし、「自分一人だけ」でできることならば、日常生活に取り込むのも容易となります。
日常生活の中に取り込むことができることなら、ひいては、「生涯学習」へとつながっていきます。
そこで、英語の音声学習を「自分一人だけ」でやれるような方法を考えなくてはなりません。
その答えの1つとなり得るのが「文字付き音声テキスト」です。
「文字付き音声テキスト」というのは、「本」などの「文字」のテキストでありながら、同時に「ネイティブ」などが朗読したものを録音した「CD」などの音媒体がついているものです。
これを使えば、「音のインプット」も「音のアウトプット」も、「英会話」のスタイルより格段にやりやすくなります。
このようなテキストをどのように使えば良いのか。
それはまた次回に!
<続く>