日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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311:「ハリケーン」
今日は強力で大型の「台風19号」の接近に伴い、皆様忙しくされているのではないかと思います。
かくいう私も家中の窓にテープを貼ったり、土嚢(どのう)を家の前に積んだり、慌ただしい感じです。
とにかく、日本全体で、被害が最小限で済むことを心から祈るばかりです。
さて、「台風」というのは太平洋で発生した大型の低気圧の総称ですが、これがインド洋で発生すれば「サイクロン」となり、大西洋で発生すれば「ハリケーン」と呼ばれます。
このうち、「ハリケーン」については、日本人がそのまま「ハリケーン」と発音した場合、全く通じないということはありませんが、相手によっては通じにくい可能性もあります。
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「ハリケーン」は、英語では「hurricane」というスペルで書かれます。
「hurricane」の発音記号は[hə́ːrəkèin]です。
最初の「hur」の「ur」のスペルの部分は[əːr]という記号となり、これは「こもった音」で「アー」と発音されます。
日本語のように普通に「ハ」と発音するのではなく、最初からこもって「ハ」と発音し、それを強めに、高く発音します。
この単語のアクセントは最初の「hur」に置かれますので、これよりも後ろの部分は、弱く、低く発音するようにしましょう。
日本語のカタカナで「ハリケーン」と発音する場合は、最初の「ハ」は低くなりがちですが、英語の発音としては「ハ」の部分が高くなる、ということに注意が必要です。
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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