日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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326:「ファーストクラス」
旅客機の座席の区分のうち、一般に「最上のサービス」を受けることのできるものを「ファーストクラス」と言いますね。
当然料金も高くなるため、私のような庶民には一生かかっても手を出せるような代物ではありません。とほほ。
これ、日本人がカタカナのまま「ファーストクラス」と言った場合、英語として通じないということはまあないでしょうけれど、それを聞いた英語圏ネイティブ達は一瞬「ん?」と感じることでしょう。
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「ファーストクラス」は、英語では「first class」と呼ばれます。
これの発音記号は[fə́ːrst klǽs]となります。
まず、前半の「first」の部分ですが、この「ir」の部分の発音記号は[əːr]です。
[əːr]というのは、こもった「アー」という音なので、日本語のカタカナ「アー」と同じように発音してはいけません。
さらに[əːr]の直前には[f]の音がありますので、これもキッチリ発音しなくてはなりません。
「st」の部分は「スト」ではなく、「ストゥ」という感じで、かつ、「無声音(声帯を震わせないヒソヒソ声)」で発音するようにしましょう。
続いて後半の「class」の部分。
日本語のカタカナでは「ク」が高く発音されますが、英語では[k]は子音であり、無声音となるので、ここは高くは発音されません。
それよりも「la」の文字の部分、つまり[lǽ]の発音記号の部分にアクセントが置かれるので、ここを強めに、高めに発音すると良いでしょう。
日本語のカタカナの「ファーストクラス」という発音の場合、英語の発音との一番の違いは「first」の[əːr]の発音の部分だろうと思います。
カタカナの「ファースト」という発音の場合、「fast」という発音に聞こえる可能性があります。「fast class」と聞こえてしまうと、「速いクラス」と勘違いされそうです。
しかし実際は「ファーストクラス」は「速いクラス」ではなく「第一のクラス」であり、「一等級」ということを表す言葉なのです。
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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