「映画を見る」ということは、日本で英語を学ぶ上で、最も有効な学習方法の1つと言えます。

本校では、「映画を見よう」ということを生徒達の指導にも取り入れております。

かくいう私(久末)も、映画は大好きなので、これまでたくさん見てきました。

最近見た映画は「シンデレラ(実写版)」です。

 

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これは2015年に公開されたアメリカ映画で、原題は「Cinderella」で、ディズニーの「シンデレラ」の実写映画です。

つい昨晩、テレビ放送でやっていたものを見たのですが、私は見るのは初めてでした。
当然、「日本語吹き替え」ではなく、「英語」の音声に切り替えて見ました。

シンデレラの話は、学生時代に「英語のテキスト」で読んだことがありましたので、英語でのやり取りで使われる表現もなんとなくなつかしい感じがしました。

こういうおとぎ話というのは、どうも「英国発音」に寄せていくのが普通のようで、この映画の登場人物達もイギリスアクセントで話していました。

ところで、「シンデレラ」という名称について、映画の中でも説明がありました。

主人公は「Ella(エラ)」という名前の女の子なのですが、「灰」の意味の「cinder」という言葉と「Ella」という名前を合体させて「Cinder+Ella=Cinderella」となったのです。

朝起きた時に暖炉の燃えかすによって「灰(cinder)」にまみれているエラを見て、意地悪な継母たちがそう呼び始めたわけです。

だから「Cinderella」というのは「灰のエラ」という意味であり、悪意のあるあだ名と言えます。

途中で、エラが自分で自分のことを「名前はCinderellaです。」というシーンがあり、私はそれを見て「自分で言うか?」と違和感を覚えました。

まあ、この映画の観客としては小さな子供達を対象としていることでしょうから、「シンデレラ」という名前を出さないのもおかしいだろう、ということだったのでしょう。

他にも、シンデレラを助ける「Fairy Godmother」も、なんとも妙なテンションでした。

見終えた感想としては、「なつかしい」という感じがしたのと同時に、「まあ、なんとなく、おかしい部分があったな」という感じもして、私の個人的な評価としてはいまいちです。

英語学習としては、イギリス寄りの英語であるということもあり、また「おとぎ話英語」でもあることから、日常的な英語(特に北米英語)を学ぼうとする人にはあまりオススメできません。