日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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362:「スリップ」
これは「滑ること」という意味の言葉です。
これをそのまま英語で「スリップ」と発音しても通じないかもしれません。
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「スリップ」は、英語では「slip」というスペルで書かれます。
これは「滑ること」という意味の名詞で使われるよりも、「滑る」や「滑って転ぶ」といった「動詞」として使われることの方が多いようです。
「slip」の発音記号は【slíp】です。
日本語のカタカナ発音では、最初の「ス」が高く発音され、「リップ」が低く発音されるという傾向がありますが、英語では、真ん中の「リ」に当たる部分にアクセントが置かれますので、これだけでも音の印象が全然違います。
英語の場合、最初の[s]の音は「無声音」となりますので、「声帯」を震わせず、「空気の音だけ」で「ス」と発音します。
次の「li」の文字、つまり[lí]の音の部分は、アクセントが置かれて高くなるのですが、[i]という短い音が終わらないうちに、急降下するように音を低くします。つまり「高いイ」を言った次の瞬間には「低いイ」を発音し、その2つを本当に短い時間で発音することです。
そして、最後の「プ」に当たる部分も、英語では「無声音」で発音されますので、ここも「空気の音だけ」で、唇を使った上手に発音しましょう。
最後に、発音だけでなく、この言葉は「名詞」として使うよりも「動詞」として使った方が自然なので、その点に注意しましょう。
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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