日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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374:「ペンション」
「ペンション」というのは、「洋風のホテルのような民宿」のように位置づけられている宿泊施設のことですね。
これは、カタカナの発音のままでは英語ではおそらく全く通じない可能性があります。
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日本の「ペンション」のように、洋風な一軒家のようでありながら、食事などのサービスを提供する宿泊施設は、一般に「これ」といった呼び方がないようです。
強いて言うならば、「small hotel」や「bed & breakfast (B&B)」のように表現されます。
日本語の「ペンション」とほぼ同じ発音の英単語としては「pension」という言葉があります。
これは、英語では「年金」という意味になりますので、日本人が「洋風のホテルのような民宿」の意味で「pension」と言っても通じません。
英語の「年金」という意味での「pension」は、発音記号では[pénʃən]です。
ところが、「pension」というスペルの言葉には、別の発音記号となる言葉もあります。
それは[pὰːŋsjɔ́ːŋ]というもので、これをカタカナで書くなら「パーンスヨーン」という感じになります。
これは英語ではなく「フランス語」であり、この発音の場合には、「主にヨーロッパ中部の、まかない付きの下宿屋」や「寄宿学校」や「住居と食事」などの意味となります。
つまり、日本人が「洋風の民宿」の意味で言っている「ペンション」とは、このフランス語の「pension(パーンスヨーン)」から来ているものと想像できます。
では「パーンスヨーン」と発音すれば英語圏の人達に通じるか、と言えば、通じる可能性がないとまでは言いませんが、通じる可能性は決して高くはないでしょう。
英語圏の話者が必ずしも「フランス語由来の言葉」に精通しているとは限りません。
「洋風の民宿」の意で「ペンション」と言いたいならば、無難に「small hotel」や「B&B」のように表現しておくと良いでしょう。
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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