日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズの「012」番です。
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012:「ビニール」
日本での日常生活でよく使われる「ビニール」という言葉。
一番多いのは「ビニール袋」ではないでしょうか?
「ビニール」というのは、英語では「vinyl」と書かれます。
では、「vinyl」という言葉が英語圏の日常生活でよく使われているかと言うと、答えは「No」です。
辞書に「ビニール=vinyl」という記載を見つけた日本人が、一生懸命「vinyl」という語を使って伝えようとしても、相手から「??」という顔をされてしまう可能性は大いにあります。
「vinyl」というのは主に化学用語として使われるため、専門的な内容でない限りあまり一般的には使われません。
では、英語圏の一般の人はどのような言葉で「ビニール」と表現するのでしょうか?
答えは「plastic」という語です。
日本語でいう「プラスチック」です。
しかし日本語で「プラスチック」と言えば、たいてい固くて、形状がしっかりしているものが想像されますね。
しかし英語の「plastic」という語は、日本語でいう「プラスチック」だけでなく、「ビニール」にも対応しているのです。
たとえば、コンビニやスーパーの「ビニール袋」も、英語では「plastic bag」と表現されるのが普通です。
さて、では「plastic」の発音ですが、これは記号では[ˈplæstik]と表記されます。
カタカナで書くなら「プラァスティック」となります。
最初の[p]の音は、唇をピッタリ閉じてから、喉を震わさないようにして「プ」という空気の音だけで発します。
続いて[læ]の音は、ほぼ日本語の「ラ」で良いのですが、母音の記号が[æ]なので、少し「レ」という音が混ざったようでいて、それでいて結局は「ラ」と聞こえるような、そんな感じの音になります。
この[læ]の部分にアクセントが置かれます。
ここは日本人にとっては「やや長め」と感じるくらいの長さにすると良いでしょう。
ここが終わればあとはカンタン。
「スティック」全体は低く弱く発音しつつも、「ス」と「ク」の部分は喉を震わさないように「ヒソヒソ声」の要領で発音すれば良いのです。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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