世界には色々な地名や国名があります。
しかし、英語での名称や発音が、日本人が日頃「カタカナ」で発音したものとはまるで違っている地域や国もたくさんあります。
そんな地名や国名をご紹介するコーナー。
一般教養として一緒に覚えていきましょう!
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005:「イスラエル」
「イスラエル」はパレスチナ問題などでメディアでもよく出てくる国ですね。
この国名は、英語としての発音は驚くほど日本語のカタカナとは違っています。
英語では「Israel」と書かれます。
このままローマ字の読めば「イスラエル」となりそうなものですが、全然違うのですよね。
これは、発音記号では、[ízriəl]となります。
これを敢えてカタカナで書くとしたら「イズリアル」とか「イズリオル」のようになります。
このカタカナを比べるだけでも、「イスラエル」という音とは全然違いますね。
しかも、英語では最初の「イ」の部分にアクセントが置かれます。
「ズ」の音は、日本語のまま「ズ」とするのではなく、ひそひそ声で「喉を震わさず」に「ズ」と発するようにしましょう。
その次の[ri]の音は、日本語の「リ」とは少し違います。
「r」のスペルがある時は、後ろに母音があろうとなかろうと、「こもった感じの音」を出す必要があります。
「r」の発音をする際は、「舌の両サイド」を上手く使うと良いでしょう。
上の奥歯の内側に、舌の両サイドをつけ、さらに「舌先」は手前に丸めます。
ただし、「舌先」は口の中の「天井」には触れないように気をつけましょう。
同時に、唇はやや「ウ」のようにすぼめておくと良いでしょう。
この状態からスタートし、喉から「こもった音」を出すようにしながら、舌を徐々に前へ伸ばしていきます。
この時も、「舌先」がどこにも触れないように、ずっと注意しなくてはなりません。
そういう感じで[ri]と発音すると、日本語の「リ」に比べ、「とろけるような音」になります。(この「とろけるような」は私の主観的な表現ですが。。。)
そして最後の[əl]の音。
これはとても難しくて、日本人にはやっかいな発音と言えます。
まず[ə]の音は、スペルによって「ア、イ、ウ、エ、オ」のどの音にも聞こえてしまうという、扱いづらい音なのです。
そもそも、単語のスペルが「Israel」というようになっているので、「ra」の部分が「リ」となっている時点で、もうスペルとの対応が難しいのですが、この単語の場合、[ə]の音は「ア」か「オ」か、どちらとも言えないような感じで調整すると良いでしょう。
そして、最後は[l]の音ですね。
単語の最後にこの音がある時は、「舌先」を上あごの天井のでっぱり部分に引っかけたまま、喉から「ウー」という音を出します。<
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そうすると、[əl]の音は、上では「アル」か「オル」と書きましたが、実際には「アウ」や「オウ」のように聞こえます。
しかし、「L」の音はあくまでも「L」の音なので、単なる「ウー」ではないということに注意が必要です。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
※ここでご紹介した発音は、デュープラー英語学院で毎月開催される「発音教室」で練習します。興味のある方はこちらをご確認下さい。→「発音教室&英会話」開催情報
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