例えば、私は「チェコ語」がどういうものなのか、全く知りません。
そんな私が、もしも、今から「チェコ語」を身につけていかなくてはならない、となった場合、一体、何をすべきでしょうか?
そう考えると、以下の「3つ」のことが必要だと思い至ります。
1.単語の学習
2.文法の学習
3.音の学習
この3つは、それぞれ「独立して学ぶ」のではなく、お互いの間に存在する「関係性」を見いだすようにしながら学ぶべきです。
まず、当たり前ですが、チェコ語の「単語」を1つも知らないようであれば話になりません。
なので「単語」を1つずつ覚えていく、ということが必要になります。
しかし、チェコ語の「単語」というものを「日本語の意味」と結びつければ良いかというと、そうではありません。
「単語」だけでは「文」にはなりませんから、「単語を並べて文を作る」ための法則を同時に学ばなくてはなりません。
「単語を並べて文を作るための法則」のことを、一般に「文法」と呼びます。
つまり、「単語」と「文法」は、両方とも同時に学ぶべきものだということです。
ところがこれで終わりではありません。
チェコ語の「単語」を学びながら、同時に、その単語は、チェコ語を日常的に使っている人達は「どうやって発音しているのか」ということも確認しなくてはなりません。
チェコ語を日常的に使っている人達と「同じような発音」で自分が発音することができなければ、結局、いざ口頭でやり取りしようとした時に通じなくて困るわけです。
だから、「単語」というものを学ぶ時には、「文法」と「音」の両方を意識しながら、同時に学ぶのが良いということになります。
そんなことができるのか?と思う人もいることでしょうけれど、それができるんです。
チェコ語であろうと、英語であろうと、同じように「単語」と「文法」と「音」を同時に学ぶことができれば、「使える言語」として身につけていくことができます。
英語の学習を「学校のテスト勉強の延長」のような感覚でやっているうちは、決して「使える言語」としての英語は身につきません。
特に「音」に関しては、「カタカナでなんとなく発音しよう」としている英語学習者がたくさんいますが、そのやり方で困るのは「未来の自分」となります。
発音の仕方も含め、総合的にバランス良く学ぶようにすることが、外国語学習にはとても重要です。
さて、次回は「単語」と「文法」と「音」のそれぞれについて、もう少し詳しく学習方法をご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに!