「他の人がやっていること」を、同じように「自分も」やり続けている限りは、「他の人にはない強み」というものを持つことはできません。

賢い人ほど、「他の人がやらないようなこと」を敢えて選び、それを少しずつ自分の「強み」に変えていくような行動を選択します。

世の中で求められていることは、一般に「実行するのが難しいこと」だったりします。

「実行するのが難しいこと」は、たいてい誰もがやろうとしません。

誰もやろうとしないから、やる人が少なく、そのため、ますます「世の中で求められる」ということになります。

賢い人は、そういった「求められているけれど、やる人が少ない」ようなことを、敢えて「やろう」と決めます。

それは、「そもそも難しいこと」かもしれませんし、「面倒くさいこと」かもしれませんし、あるいは「心地良いと感じられないこと」かもしれません。

いずれにしても、多くの人が「やろうとしない」ということを、わざわざやる、というのは、一見、「馬鹿なのか?」と思われるかもしれません。

しかし、「世の中に求められていること」をやれる人は、どこへいっても重宝がられます。

他の人とは違うことをやる、というのは、もしかしたら「勇気」が必要なことかもしれません。

それでも、「他の人がやらないこと」をやり、それを「自分の強み」にしていくことができれば、自分自身が「世の中に求められる存在」になることができます。

賢い人は、そうやって自分の存在価値を自分で高めることができるのではないかと思います。

 

<続く>