「映画を見る」ということは、日本で英語を学ぶ上で、最も有効な学習方法の1つと言えます。

本校では、「映画を見よう」ということを生徒達の指導にも取り入れております。

かくいう私(久末)も、映画は大好きなので、これまでたくさん見てきました。

最近見た映画は「ジーサンズ はじめての強盗」です。

 

<アメブロからの続きはここから>

 

これは2017年に公開されたアメリカ映画で、原題は「Going in Style」です。

「in style」というのは、「立派に」とか「かっこよく」といった意味、あるいは「贅沢に」といった意味、はたまた「流行に乗って」といった意味など、様々に解釈することができる表現です。

どの意味で解釈すべきなのかは映画を見てみないと分からないのですが、映画を見終えた印象としては、「かっこよく」が一番ピッタリなのではないかと感じました。つまり、「Going in Style」は「かっこよく行くこと」という意味なのではないかと思います。

邦題の「ジーサンズ」という表現がひどいので、よくあるおバカ映画かな、とも思ったのですが、内容はわりとまともだったように思います。

主人公は高齢の3人の男達で、「お金の在り方」と「残りの人生の過ごし方」について悩み、考え、奮闘する、という内容のものです。

彼らは、邦題にも書かれているように「はじめての強盗」をしようと画策していきます。

まあ、彼らの行動そのものには、私は賛同できません。

しかし、誰でも長生きしていけば、歳をとることや、それに伴う現実といったものが、少なからず「悩み」や「問題」として自分を襲ってくるものなんだなぁ、ということを痛烈に感じさせられました。

自分の人生の残り時間が少なくなっていることを実感しているところに、どうにもならないような難しい状況に立たされたとしたなら、彼らのような行動に出てしまうことも理解できなくはありません。

おバカ映画のような邦題ですが、なんとも切ない気持ちになりました。

 

英語としては一般的なアメリカ英語が使われており、英語学習としては可もなく不可もなく、といったところでしょうか。

一度は見ても良いかもしれませんが、色々と人生の終わり方について考えさせられる内容なので、ハッピーな気分にはなれない可能性があります。

そういう意味で、オススメ度は「中」です。