「映画を見る」ということは、日本で英語を学ぶ上で、最も有効な学習方法の1つと言えます。

本校では、「映画を見よう」ということを生徒達の指導にも取り入れております。

かくいう私(久末)も、映画は大好きなので、これまでたくさん見てきました。

最近見た映画は「グレムリン」です。

 

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これは1984年に公開されたアメリカ映画で、原題は「Gremlins」です。

例によってムービープラスチャンネルで放送されていたものを録画して見たのですが、公開年を見て少々驚きました。「1984年」って、36年も前ではありませんか。

確かに、思い返せば、私が小学生だった頃、この映画を映画館に見に行ったような記憶があります。
(かくいう私は1972年生まれなので、公開当時は私が12歳になる年、つまり小学6年生の頃だったようです。)

映画館で見た後も何度かテレビ放送などで見たはずですが、どうもストーリーがはっきりと思い出せません。ある意味「新鮮な」気持ちで見始めました。

 

この映画には「モグワイ」という架空の生き物が出てきます。

モグワイは基本的には優しくておとなしい生き物ですが、以下の特徴を持っています。

強い光に弱く、太陽光に当たると死んでしまう。
水をかけると自分の分身を作り出し、増殖する。
夜中の12時過ぎに餌をやると、サナギになり、そのあと凶暴な生き物へと変貌する。

私は、小6の時に初めてこの映画を見たときから、3つ目の「夜中の12時」というところが気になっていました。

「12時」というのは、人間が決めた「時間」という概念を表したものにすぎないのに、そのことがどうして「生き物の性質」に影響してしまうのだろう、ということです。

そんなことが気になって、もやもやした気持ちで映画を見ていたのを思い出しました。

今回も同じように気になりましたが、まあ、そこは子供だましだと思って流すことにしました。

それにしても、昔の映画というのは、子供向けの映画であっても、人の死というものを割と簡単に扱ってしまうのだなぁ、と感じました。

凶暴化したモグワイ達のことを劇中では「グレムリン(小悪魔)」と呼んでいるのですが、グレムリン達が人間に対して「いたずら」程度では済まないようなレベルのこと(人が死ぬようなレベルのこと)をしていきます。

この映画のジャンルは「SFブラックコメディー」という位置づけらしいですが、「ホラー」と言っても良いかもしれません。

 

まあ、救いとしては、「ギズモ」という名前の最初のモグワイがとてもかわいらしく、また主人公の飼い犬である「バーニー」もかわいらしい、ということでしょうか。

英語としては、現代英語とさほど変わらず、あまり癖のない英語だろうと思います。

ただ、内容が少々きついので、ホラー系の映画が好きではない人にはオススメしません。