「映画を見る」ということは、日本で英語を学ぶ上で、最も有効な学習方法の1つと言えます。
本校では、「映画を見よう」ということを生徒達の指導にも取り入れております。
かくいう私(久末)も、映画は大好きなので、これまでたくさん見てきました。
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これは2000年(日本では2001年)に公開されたアメリカ映画で、原題は「Miss Congeniality」です。
どういうわけか、私はこの映画を今まで見たことがありませんでした。
しばらく前にムービープラスで放送されていたものを録画しておいて、やっと最近、初めて見たのです。
原題の「congeniality」というのは難しい言葉ですね。
辞書で調べてみると、「性格などの一致」「性分が合うこと」のように書かれていますが、劇中の「字幕」では、「Miss Congeniality」というセリフに合わせて「ミス・ベストフレンド」と書かれていました。
「congeniality」は名詞ですが、これは形容詞の「congenial」からの派生語となります。
で、「congenial」というのは、後ろに「to+人」を伴って「〜と性格が合っている」とか「〜と趣味の合う」といった意味になります。
つまり、「Miss Congeniality」というのは「多くの人に性格が合っている人」とか「みんなと仲良くできる人」ということを表現したいのだろうと思われます。
邦題の「デンジャラス・ビューティー」というのは、完全に日本人向けに作られたタイトルですので、アメリカ人に「Dangerous Beauty」と言っても、この映画のことだと認識されることはないでしょう。
映画としては、うん、まあ、面白いと言えば面白いのですが、途中の話の展開が少々わかりにくい感じがしました。
もう少し説明があったり、分かりやすい描写があっても良いのではないかと思います。
英語としては、FBIがらみの映画としては、さほど難しい言葉がたくさん出てくるわけでもなく、割と分かりやすいのではないかと思います。
総合的にみて、面白い映画と言えますので、英語学習という観点も含め、おすすめの1本です。