「映画を見る」ということは、日本で英語を学ぶ上で、最も有効な学習方法の1つと言えます。

本校では、「映画を見よう」ということを生徒達の指導にも取り入れております。

かくいう私(久末)も、映画は大好きなので、これまでたくさん見てきました。

最近見た映画は「ショーシャンクの空に」です。

 

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これは1994年に公開されたアメリカ映画で、原題は「The Shawshank Redemption」です。

私はこの映画を見るのは今回が初めてでした。

どんなストーリーなのか、といった予備知識は完全にゼロの状態で見始めました。

原題の「redemption」というのは、「買い戻し」「弁済」「約束などの履行」「償うもの」といった意味の言葉です。

英英辞典で調べてみると、以下のような表記がありました。

・the state of doing something to improve what people think of you, after you have failed or done something bad(何か失敗したり悪いことをした後で、人が自分をどう思うかを良くするために何かを行っている状態)

主人公のアンディーは、無実の罪で刑務所に送られてしまうのですが、映画全体ではその刑務所の中での様子が描かれています。

しかも20年近くにもなるような期間。

そんな状況に陥ったことがないので分かりませんが、刑務所で何年も過ごすということは、本当に色々なものを奪われるということなんだな、と思いました。

自由だったならできたはずの経験もできませんし、何より、過ぎた時間は戻って来ません。

原題の「redemption」の意味が、果たしてどういった意味だったのか、実は私は今もよくわかっていません。

主人公のアンディーが、自分の罪(として感じている何か)を償おうとしたのか?

無実の罪であったとしても、そういう出来事が起こった原因が自分にある、ということだろうか? それにしても20年近くの月日は重すぎる気がする。

あるいは、ショーシャンク刑務所の方が、受刑者達に何かを償うという意味だろうか?

この映画を見た後は、何かを考えさせられたような気がしたのだけれど、具体的に「何」というのが私にはよく分かりませんでした。

ただ、「なんか、大変な人生だな」と思ったことは覚えています。

また、「賢いヤツは、どこに行っても、道を切り開いていけるんだな」とも思いました。

映画自体の感想としては、私は「まあまあよくできた映画だけれども、特別素晴らしいとは思わない」という感じです。

映画が「暗い雰囲気の終わり方」ではなかった点は良かったように思います。

 

英語という観点で見ると、刑務所内という特殊な舞台ということと、1940年代後半から始まるという時代設定によって、いわゆる「現代の日常的な英語」とは少し違っているように感じました。様々な英語表現を覚えたいという方には良いかもしれませんが、英語初学者には難しいだろうと思います。

ただ、映画自体は面白いので、まだ見たことがない人には十分オススメできる一作です。