「映画を見る」ということは、日本で英語を学ぶ上で、最も有効な学習方法の1つと言えます。

本校では、「映画を見よう」ということを生徒達の指導にも取り入れております。

かくいう私(久末)も、映画は大好きなので、これまでたくさん見てきました。

最近見た映画は「天才スピヴェット」です。

 

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この映画の原題は「The Young and Prodigious T.S. Spivet」で、公開は2013年です。

制作は「フランス=カナダ」とありますので、どうやらアメリカ映画ではなさそうなのですが、舞台は「アメリカ」で、登場人物が話している言葉も「アメリカ英語」です。

原題の中にある「prodigious」というのは「すばらしい」とか「感嘆すべき」という意味の形容詞です。(ちなみに発音は[prədídʒəs]で、カタカナで書くなら「プロディジャス」という感じです。)

 

主人公の男の子が「T.S. Spivet」という名前なので、このようなタイトルが着いたようですが、カタカナで「スピヴェット」と書かれてもなんのことかよくわかりませんね。

主人公のT.S.は、「永久機関」の発明に関心のある小学生です。(確か設定は10歳だったような気がします。)

「永久機関」は、英語では「perpetual motion machine」のように表現されます。(「perpetual」の発音記号は[pərpétʃuəl]で、カタカナだと「パペチュアル」という感じです。)

Wikipediaからの引用ですが、永久機関というのは「外部からエネルギーを受け取ることなく、仕事を行い続ける装置」のことです。

そのような装置の発明は「不可能」と言われているのですが、この映画の主人公のT.S.は、10歳という年齢でありながら「永久機関もどき」のものを発明し、それを学会で発表します。

「もどき」ということは、実は永久機関ではないのですが、T.S.自身も「これは本当は永久機関ではありません」と説明しています。

まあ、「もどき」といえども、永久機関に近いものを発明してしまうというのはすごいことであり、しかもそれが「10歳の小学生」というのですから、周りも大騒ぎとなるわけです。

映画の大筋は「学会に発表しに行くまで」のところがメインとなっており、う〜む、まあ、アメリカ横断の旅の映像を楽しむことができるような感じです。

私はこういう「小さな子供がとてもつもなく頭が良い」という設定の話は割と好きです。

ストーリーはいまいち盛り上がりに欠けているように思えましたが、私は個人的には楽しむことができました。