「映画を見る」ということは、日本で英語を学ぶ上で、最も有効な学習方法の1つと言えます。

本校では、「映画を見よう」ということを生徒達の指導にも取り入れております。

かくいう私(久末)も、映画は大好きなので、これまでたくさん見てきました。

最近見た映画は「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」です。

 

<アメブロからの続きはここから>

 

これは2017年に公開されたアメリカ映画で、原題は「The Zookeeper’s Wife」です。

私はいつものように何の予備知識もなく見始めたのですが、どうやらこれは実話に基づく話のようです。

舞台は第二次世界大戦中のポーランドのワルシャワ。

そこで動物園を営んでいた「ヤン」と、その妻である「アントニーナ」の二人のポーランド人夫妻が主人公です。

1939年秋、ドイツがポーランドに侵攻し、ユダヤ人を迫害し始めます。

ヤン夫妻が運営していた動物園も攻撃されました。動物たちは、ナチスの兵士達によって殺されたり、あるいは実験として使われたりしますが、ヤン夫妻にはなす術がありません。

それでもポーランド人である夫妻は最低限の自由な生活ができていましたが、ユダヤ人達はゲットーと呼ばれる居住区に閉じ込められます。

ヤン夫妻は、少しずつですが、ユダヤ人たちをゲットーから逃げ出す手助けをし、動物がいなくなった動物園の建物に匿(かくま)って助けようとします。

 

という具合で、全くハッピーな気分になりそうもない重苦しい雰囲気で話が進みます。

私はあまり歴史に詳しい方ではありませんが、もし自分がこの夫妻の立場だったなら、自分の命の危険を冒してまで人を助けることなどできるだろうか、と自問しました。

実話であった、ということからも、色々と考えさせられる内容でした。

 

アメリカ映画なので劇中では「英語」が話されているのですが、ポーランド人って、当時は英語を話していたのですかね?

まあそれはともかく、役者さん達はアメリカの英語ではなく、ヨーロッパ訛りと思われる英語を話していました。英語学習という観点ではあまりオススメはできません。

映画としては、私にとっては、まあ、勉強になりました、という程度です。一度は見ても良い映画、だろうと思います。