「映画を見る」ということは、日本で英語を学ぶ上で、最も有効な学習方法の1つと言えます。

本校では、「映画を見よう」ということを生徒達の指導にも取り入れております。

かくいう私(久末)も、映画は大好きなので、これまでたくさん見てきました。

最近見た映画は「ワンダー 君は太陽」です。

 

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これは2017年に公開されたアメリカ映画で、原題は「WONDER」です。

主人公は小学校高学年の男の子(5〜6年生くらい)ですが、先天的な疾患によって「顔」の手術を繰り返し行ってきました。

その結果、彼は自分の「顔」に対してコンプレックスを感じてしまい、人前でもフルフェイスのヘルメットをかぶり続け、自分の顔を隠すのが当たり前になってしまっていました。

5年生頃までは普通の学校には行かず、家で母親に勉強を教わったりしていました。

そして彼は、新学期のタイミングで普通の学校に通い始める決意をします。

ところが、実際に学校に通い始めると、周りの人達は彼のことを奇異な目で見たり、彼に対して嫌がらせをしたりします。

当然、彼の心は傷つきます。見てるこちらも、彼がこのまま学校には行かなくなるのではないかと心配になります。

しかし、彼の家族や、彼のことを昔から知っている友人達は、彼のことを優しい目で見守ります。

その見守り方が、本当に優しいのです。

この映画は、「自分の見た目が普通ではない」ということを理由に苦しむ少年と、その周囲の人達との人間模様を描いていますが、映画を見終わるころには、見ているこちらがなんとも優しい気持ちになりました。

 

主人公の母親役をジュリア・ロバーツが演じ、父親役をオーウェン・ウィルソンが演じました。

映画で出てくる英語は、非常に一般的な「アメリカ英語」ですので、聞き取りの良い練習になると思います。

英語学習という観点からも、そしてストーリーや映画の構成という観点からも、なかなかオススメの映画です。