やらなくてはならない仕事が多すぎて、自分の時間すら持てずにいる状態。
いわゆる「オーバーワーク」の状態というものは、その人の「心」と「身体」の両方に大きな負担となります。
この状態が長く続くと、少し休んだくらいでは復活できないほどひどい状況に陥ってしまうこともあります。
自らのレベルアップのために望んでオーバーワークになる人もいますが、逆に、望んでいないのにオーバーワークになってしまっている人もいます。
望まずにオーバーワークになっている人は、自分自身の努力によって、少しでも負担を軽減できる方法があるかもしれません。
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前回、「仕事の完成度」に関する話を書きました。
自分の仕事の完成度に満足がいかず、「まだまだ」と思ってしまう人ほどオーバーワークに陥り易いと言えます。
一般に、「仕事の完成度」と「仕事にかける時間」は比例します。
完成度を高めようとすれば、おのずと時間もかかってしまいます。
1つの仕事にかけられる時間には限界があります。
組織の中で働けば、当然、自分が抱える仕事は1つではありませんから、その1つだけにこだわっているわけにもいきません。
「完成度」と「時間」のバランスをうまくとりながら仕事を進めるのが理想ですが、ふと気がつくと「こんなに時間が経っていた」ということもあるでしょう。
「完成度」に対する満足度によって、仕事を終える時間を決めてしまうとそのようなことになります。
そこで、「終わり時間」というものを、完成度によって決めるのではなく、はじめから「この時間になったら終えよう」と決めておくと良いですね。
もちろん、普段から「そんなこと、言われなくてもやっている」のかもしれませんが、オーバーワークになりがちな人ほど、はたから見ていると「終わり時間」を最初に決めずに仕事を始めていることがあります。
「終わり時間」を最初に決めて、その時間が来たら、どんなに完成度に満足していなかったとしても、「思い切って」仕事をやめにする。
そういう思い切りの良さを要所要所で使い分けることができれば、オーバーワークも軽減されるのではないでしょうか。
是非お試しあれ。
<つづく>