「単語」は大事です。
言葉を扱う上で、単語の知識がなければお話になりません。

「文法」も大事です。
文法を積極的に学び、文の構造や法則を学ぶことで、より短期間で英語の全体像が見えるようになっていきます。

「単語」は、いわば「記憶力」を使って覚えていくものです。
そして「文法」は、「読解力」「思考力」を使って理解していくものと言えます。

「記憶力」も「読解力」も「思考力」も、いずれも「頭」を使った学習です。

 

ところが「発音」は違います。
発音は、「頭」ではなく、いわば「身体」を使った学習です。

自分の「口」と「耳」を使い、自分の身体をコントロールしながら英語の音を出していくのです。

「身体」を使って身につけていく発音は、一度身についたらそう簡単には忘れません。

「身体の記憶」というものは、「頭の記憶」よりも深く、長く、自分の中に留まってくれます。

発音を知り、発音の仕方を身につけていくということは、つまり、英語を「忘れにくいもの」にしてくれるという効果があるのです。

 

発音は、まずは「文字レベル」で覚えていき、それを「単語レベル」に応用させ、次に「1つの文レベル」に上げ、最終的には「複数の文章レベル」にまで高めていく、という段階に分けていくと良いでしょう。

いきなり「複数の文章レベル」にいくのではなく、まずは「文字レベル」で発音を知ることがとても大事です。

そこで必要となるのが「発音記号」というものです。

発音記号には「スペル」と「音」の間の橋渡しという役割がありますので、発音記号を知ることで、「スペル」を覚えていくことが飛躍的に楽になります。

そして、発音のレベルを「複数の文章レベル」まで高め、大量の英文を正しくかつなめらかに発音することができるようになると、そこには「文法」の法則というものが見えてくるという効果が期待できます。

単語も文法も「頭だけ」で学習するのではなく、発音を利用して「身体」も使って身につけていくのです。

発音というものは、上述したように「文字レベル」から少しずつ学んでいけば、たいてい誰でも身につけていくことができます。

多くの日本人が「発音が苦手」と言っているのは、適切な指導を受けた経験がほとんどないからだと思います。

適切な指導を受け、発音記号を1つずつ学び、自分の身体をコントロールする練習を地道に積んでいけば、発音はきっと上達します。

そして、一度身につけた発音はなかなか忘れません。

そういう発音を使って「単語」や「文法」の学習を進めていくと、発音を使わない場合に比べて、遥かに学びやすくなるはずです。

なので、「単語」と「文法」といった頭を使った学習に偏らず、「発音」という身体を使った学習を積極的に取り入れていくことを強くおすすめします。

 


 

 

本校では「発音」に特化したレッスンを今年(2019年)から初めます。

詳しくはこちらをご覧ください>>> http://dupler.co.jp/eng_school/pronunciataion_class/